2015 Fiscal Year Annual Research Report
小学校教諭に実践可能なストレスマネージメント技法の開発に関する研究
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25380973
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Research Institution | Fukuoka Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
大野 博之 福岡女学院大学, 人文科学研究科, 教授 (00037037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奇 恵英 福岡女学院大学, 人間関係学部, 教授 (40412689)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 学校ストレスマネジメント / 主動型リラクセイション療法 / ひとりサート |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き継き、学童保育におけるサート実施とその効果の検証を引き続き行った。前年度と同様の方法で夏休みと春休みを利用、2回に渡って、それぞれ1週間ひとりサートを実施、小学生ストレス反応尺度と自体感尺度の調査を行った。前年度に行った予備調査の経験から、学童保育は対象の年齢幅が広く、低学年は理解が難しい質問項目があったことを考慮し、低学年についてはインタビュー形式で調査を実施した。また、実施方法について、学童保育は教室と違い自由な雰囲気なので注意散漫になりやすいことから、DVDのモデルを一方方向で模倣する形式から、教員と学童が円陣を組み、お互いの様子を見ながら行う形式を取り入れた。その効果として、集中してひとりサートを行うだけでなく、学童が共同の活動をすることでお互いに関心をもち、会話ややりとりが増えることがうかがえた。 一方、中学校において教員が昼休みに生徒と一緒に行う形式を取り入れて3週間のひとりサートを実施した。ストレス反応だけでなく、身体にアプローチする心理療法として心理的効果を検証するため、セルフ・エスティムに注目し、サートの特徴からセルフ・コントロールとセルフ・エスティムの関連を含めて、ひとりサート実施前後の調査を行った。その結果、日常生活で自分の身体に注意を向け、自分を実感する体験と、自分で動かして変化を実感するサートの手法の特徴から、自分でできる、自分はよりよくなれるといった心理的変化があることが示された。
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Research Products
(5 results)