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2015 Fiscal Year Research-status Report

教員養成の質の向上における学校支援ボランティアの意義の再検討と支援システムの構築

Research Project

Project/Area Number 25381019
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

菅野 文彦  静岡大学, 教育学部, 教授 (30216288)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塩田 真吾  静岡大学, 教育学部, 准教授 (30547063)
益川 弘如  静岡大学, 教育学部, 准教授 (50367661)
山本 真人  静岡大学, 教育学部, 准教授 (80609305) [Withdrawn]
長谷川 哲也  静岡大学, 教育学部, 講師 (90631854)
島田 桂吾  静岡大学, 教育学部, 講師 (20646674)
長倉 守  静岡大学, 教育学部, 准教授 (20734205)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords学校支援ボランティア / サービス・ラーニング / 学校インターンシップ / 教員養成 / 省察 / 振り返り
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は,全国の教員養成系大学・学部で実施されている教員を目指す学生による「学校支援ボランティア」の実態を各種調査によって明らかにし,教員養成における「学校支援ボランティア」の意義を再検討したうえで,ボランティアの質を保証するための支援システムを構築・検証することである。本年度は,これまでの先行研究や各種調査の結果をもとに作成した「振り返り評価シート」による振り返り会の実施・検証および,Webによる振り返り支援システムの実施・検証を行った。
具体的には,静岡大学教育学部附属教育実践総合センターで実施している学校支援ボランティア事業で,ボランティア活動に参加している大学生を対象に,「振り返り評価シート」を用いた振り返り会を実施し,その成果と課題を検討した。この結果は,平成27年9月に信州大学で開催された日本教師教育学会第25回研究大会で報告した。
また,Webによる振り返り支援システムの実施・検証では,昨年度に引き続き,静岡大学教育学部教育実践学専修の公立小学校訪問活動に参加している学生を対象とした振り返り会において,Webによる振り返り支援システムを運用し,学生と教員,および学生相互の情報交換・コミュニケーションツールとしての成果と課題を検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本年度は,これまで先行研究の検討や各種調査の分析によって明らかとなった知見をもとに「振り返り評価シート」を作成し,それを活用したボランティア活動の振り返り会を実施した。その結果,学生の振り返りは,クラスや学校に埋め込まれた状況から,自身の実践に直接資する事柄を掘り起こしているにとどまっていることが明らかとなった。同様の知見は,Webによる振り返りシステムの運用においても得られている。今後はこうした課題を克服し,学生の学びをさらに深めるための振り返りシステムの修正が必要となる。

Strategy for Future Research Activity

上記のように,これまでの研究成果をもとにした振り返りシステムの実施・検証では,「省察」をめぐる学生の学びの深さに関わる課題が明らかとなった。次年度は,この課題を克服するための「振り返り評価シート」およびWebシステムの改善を試みるとともに,これらの成果と課題を再検証する。以上を通して得られた成果を報告書としてまとめ,教員養成系大学・学部等を中心に広く公表していく。

Causes of Carryover

本年度は,これまでの知見をもとに振り返り会を実施・検証したり,Webシステムを運用・検証したりしたため,経費を直接使用する取り組みが少なかった。また,本科研費による研究期間を1年間延長したため,次年度に経費を繰り越して使用できるよう計画した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度は,本年度の成果を踏まえた「振り返り評価シート」およびWeb支援システムの改善と再検証を実施するため,それに係る経費を使用する予定である。加えて,本研究の成果報告書の作成を予定しており,研究成果の整理等を行うアルバイトの作業や,報告書の印刷費用等に経費を充てる計画である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 教員を目指す学生による「学校現場体験」の再検討―静岡大学と愛知東邦大学の実践を事例として―2015

    • Author(s)
      長谷川哲也・菅野文彦・今津孝次郎
    • Organizer
      日本教師教育学会第25回研究大会
    • Place of Presentation
      信州大学(長野県長野市)
    • Year and Date
      2015-09-20

URL: 

Published: 2017-01-06  

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