2014 Fiscal Year Research-status Report
教職に対する省察を促すプログラム開発:イメージマップと語りの活用を通して
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25381059
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
森 久佳 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 准教授 (00413287)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高谷 哲也 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (00464595)
島田 希 高知大学, 人文社会・教育科学系, 講師 (40506713)
廣瀬 真琴 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (70530913)
宮橋 小百合 四国学院大学, 総合教育研究センター, 准教授 (80461375)
深見 俊崇 島根大学, 教育学部, 准教授 (80510502)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 教育学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、現職教員が、専門職の力量として求められる教職に対する「省察reflection」(以下、「省察」)を深化させるプログラムを開発することである。 この目的の下で、平成26年度は、前年度に引き続き、国内外の文献や資料を収集・分析し、「省察」の理論的動向の整理・検討を行うとともに、プログラム開発に向けての協議を行った。具体的な活動内容は、以下の通りである。1.前年度の研究状況の評価と今年度の研究計画の確認(5月、担当:全員):前年度の進捗状況や成果の評価等を行い、平成26年度の計画等を確認した。2.文献・資料収集<国内>(6~9月)。3.プログラム開発に向けての協議(8月):当初予定していた現職教員へのインタビューを行う前に、大学院での講義にて受講生が「省察」を深化できるような講義内容をデザインする有効性が見出されたため、そのための基礎研究を行うことで意見が一致した。4.プログラムに開発に向けた基礎研究(分担者である髙谷が行った集中講義を題材にして、そこでの講義デザインの計画・実施・評価の活動を通して、受講生たちの省察の深化を、ワークシートやインタビュー等を行うことで検討した)。5.基礎研究の分析・検討と次年度の計画についての協議。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画していたインタビュー調査ではなく、大学院での講義のデザインを行うことの有効性が見出されたので、そのための基礎研究を行うことになったため、当初の計画から一見するとやや遅れているようにみられる。しかしながら、実際には、プログラム開発に資する研究の進展が見られているので、次年度においては一定の成果を上げることが見込まれている。以上のことから、おおむね順調に進展していると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
分担者である髙谷が行った集中講義を題材にした基礎研究を継続して行い、そこでの講義デザインの計画・実施・評価の活動を通して、受講生たちの省察の深化を、ワークシートやインタビュー等を行うことで検討する。そして、その成果を、現職教員が対象となる大学院の講義計画、実施し、ワークシートやインタビュー調査を行うことによって、プログラムの開発を目指す。なお、対象となる講義については、研究代表者、同分担者・協力者の勤務校にて複数の講義を選定できる状況にある。
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Research Products
(9 results)