2013 Fiscal Year Research-status Report
専門学校が養成する「能力」に関する検討―教員への量的・質的調査を中心に
Project/Area Number |
25381108
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
植上 一希 福岡大学, 人文学部, 准教授 (90549172)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧本 知加 東海大学, 熊本教養教育センター, 講師 (10585011)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 学会発表 / 海外調査 |
Research Abstract |
平成25年度は本研究の中心をなす、「専門学校教員への質的調査」の予備的検討ならびに、その過程の中でなされた成果の学会報告を行った。 およそ月に1度のペースで1日をかけての研究会を福岡大学で実施し、専門学校教育ならびに専門学校教員の研究状況とその課題を丹念に整理した。また、10月には高等教育研究の専門的知見を有する児島功和氏を招き、児島氏から本研究に対する多くのアドバイスをいただき、そのアドバイスをもとに、本研究の課題を整理した。その過程において、専門学校教育研究の枠組みがいまだに構築されていないこと、その枠組み構築を「職業的社会化」・「青年期職業教育」という観点から実施していく必要性を見出した。 10月27日に名古屋大学において開催された日本産業教育学会第54回研究大会において、その成果を、瀧本知加(東海大学)が「専門学校教育研究の枠組み構築にむけて(1)‐制度論的観点の批判的検討‐」として、植上一希(福岡大学)が「専門学校教育研究の枠組み構築にむけて(2)-職業的社会化の観点から‐」として、学会発表として報告した。 11月以降は、学会での議論をもとに、専門学校教育研究の枠組み構築の理論的検討を重ねるとともに、植上・瀧本がそれぞれ専門学校への調査研究を実施した。とくに、瀧本はドイツ・ハイデンハイムデュアル専門大学への調査なども海外調査も実施した。その実施調査は予備的調査として、今後の本格的な質的調査の知見としている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画は、おおむね予定通り実施している。研究過程のなかで、枠組み構築に向けてのさらなる理論検討が必要になったため、本年度はその点にも力をかけたが、本研究を遂行する上での必要な作業だったと考える。学会報告も2本実施したし、質的調査の予備調査も実施している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、平成25年度に作り上げた研究枠組みのもとで、さらには予備的調査をもとに、本格的に質的調査を実施していく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度実施計画の量的調査を平成26年度に実施することにしたため、その分の費用が予定よりかからなくなったため。 25年度に実施する予定だった量的調査を実施し、その予算とする。
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Research Products
(4 results)