2014 Fiscal Year Research-status Report
音楽科の学力のミニマムスタンダードに関する実証的研究
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25381205
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
山中 文 高知大学, 教育研究部人文社会科学系, 教授 (10210494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三村 真弓 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00372764)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 教育内容論の歴史的検討 / 〔共通事項〕 / 授業構成 / 教育内容論 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度に引き続き、我が国の音楽科において、〔共通事項〕にいたる教育内容論を歴史的に検討した。そして、それらを踏まえて、学習指導要領の変遷にかかわる国内の授業実践の変遷を分析し、さらに幼児期の音楽活動から音楽科にいたる教育内容を一定整理し、今後の教育内容と授業構成の課題を明らかにした。 あわせて、海外のナショナルカリキュラムと授業内容研究として、渡英して調査を行った。イギリスでは、ロンドンのカムデン区児童福祉課を訪れてナショナルカリキュラムの普及度と区独自のカリキュラムについてインタビュー・資料調査を行い、リール小学校、ボックストン小学校の音楽授業を視察およびインタビュー調査し、東ロンドン大学のクリストファー・ダラディ博士に英国のナショナルカリキュラムの実際と音楽授業の動向についてインタビュー調査を行った。 成果は、まず、PACIFIC EARLY CHILDHOOD EDUCATION RESEARCH ASSOCIATION(2014,Bali,Indonesia)でRegarding the Significance of Experience of the Events for Children in Early Childhood Educationというテーマで幼児期の特に行事における音楽活動の発達における重要性について発表した。そして、これまでの研究の全体的な成果を博士論文にまとめ、「音楽科における教育内容論の成立と展開に関する研究 ー授業構成の方法との関連を視野に入れてー」というテーマで関西学院大学大学院に提出し、2015年2月25日に受理された(博士(教育学)乙教第2号)。また、実践現場への還元として、高知県内市教研(南国市、高知市等)や附属幼稚園・小学校での授業共同研究、講話等を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度、26年度に行う予定であった、モデル授業の開発と試行、イギリスの現地調査、国内の授業実践の調査、教育内容論の歴史的検討は、すべて実行し、成果として公表した。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの成果を踏まえ、音楽科の学力を形成する教育内容のミニマムスタンダードを提唱し、これまでに開発した授業やカリキュラムをもとに、段階性をふまえたモデル授業を提案する。
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Causes of Carryover |
文具等の物品のメーカー違いで余剰が出たため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度の発表等で使用する。
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Remarks |
2015年4月4日に上記関西学院大学リポジトリに提出はしているが、まだ掲載はされていない。
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Research Products
(3 results)