2015 Fiscal Year Annual Research Report
音楽科の学力のミニマムスタンダードに関する実証的研究
Project/Area Number |
25381205
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
山中 文 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (10210494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三村 真弓 広島大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (00372764)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 音楽科の教育内容 / 授業構成 / ミニマムスタンダード / 教育内容論の変遷 / 〔共通事項〕 |
Outline of Annual Research Achievements |
モデル授業を提案・公開するにあたって、研究協力校である高知大学教育学部附属小学校のこれまでの研究授業の変遷を整理し、音楽づくりを中心としたカリキュラムの枠組みを作成した。また、平成27年2月に提出した「音楽科における教育内容論の成立と展開に関する研究ー授業構成の方法との関連を視野に入れてー」(関西学院大学リポジトリ)内で提案した音楽科の教育内容原案を先のカリキュラムの枠組みと照らし合わせ、枠組みの有効性を検証するとともに、ミニマムスタンダードとなる教育内容を確認し、同附属小学校と協力して段階性を踏まえたモデル授業を検討した。それらのモデル授業は、同校の第66回学習指導研究発表会(2016年2月6日)で公開した。 成果としては、「音楽づくりを中心としたカリキュラムの基礎的研究2―高知大学教育学部附属小学校における音楽づくりの授業の変遷から-」(高知大学教育学部研究報告77号)にまとめた。また、協同的な活動場面の研究とについて、Pacific Early Childhood Education Research Association 16th Annual Conference( 2015年7月24-26日、オーストラリア、シドニー)において、Collaborative Programmes Focusing on Multisensory Experience in Early Childhood Education として発表した。 研究全体の成果は、平成28年度に『音楽科における教育内容論の成立と展開に関する研究』(仮題)として出版する予定である。
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Research Products
(3 results)