2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25381207
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Research Institution | Fukuoka University of Education |
Principal Investigator |
古川 稔 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (90112276)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 技術教育 / 金属加工 / 強度試験機 |
Outline of Annual Research Achievements |
①試験材料の選択と作製:(ⅰ)材料の違いによる強度の違いを知る材料として、中学校で取り扱うことが適当であると考えられるアルミニウム合金(A-5052)、銅合金(65%Cu-35%Zn)、ステンレス鋼(SUS304)、硬鋼(S45C)(直径4mmの丸棒)を用いた。(ⅱ)断面形状の違いによる強度の違いを知る材料として、厚さ0.35mm、幅30mm、長さ300mmのトタン板を用いて、平板、折り返し、ふち巻、折り曲げ、波形の試験片を作製した。(ⅲ)断面寸法の違いによる強度の違いを知る材料には、幅15mm、厚さ2mm、長さ300mmを基準材として、幅を2倍、及び厚さを2倍にしたアルミニウムフラットバー(A-6063 T5)を用いた。 ②市販の万能試験機を用いて、上記試験片の曲げ試験を行い、正確な強度を測定した。 ③簡易抗折試験機を作製し、上記の試験片の曲げ試験を行い、②で得た値と比較し、作製した簡易抗折試験機の精度を測定した。 ④①で作製した試験片と③で作製した簡易抗折試験機を用いて、中学校において授業実践を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
科研費申請時の平成26年度の計画は、①簡易引張試験機を用いた実験と改良、②大学1年生に対する試行的授業実践、③試行的授業実践を元にした簡易試験機の改良であった。 これらの大部分は平成25年度に完了し、平成26年度には簡易抗折試験機を作製し、その精度を確認し、中学校において授業実践を行った。 このことから、当初の計画以上に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度に作製し授業実践を行った簡易引張試験機と、平成26年度に作製し授業実践を行った簡易抗折試験機の小型・軽量化の改良を行い、中学校において授業を行い、教育効果を確認すると共に、普及を行う。
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Causes of Carryover |
試験片の材料代等として支出を計画していたが、量的な調整ができなかったためである。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
試験機作製のための鋼材や試験片の材料代としての使用を計画している。
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Research Products
(2 results)