2014 Fiscal Year Research-status Report
若手教員のための特別支援教育等のスーパービジョンシステムの検討
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25381298
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
林 安紀子 東京学芸大学, 教育実践研究支援センター, 教授 (70238096)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 特別支援教育 / 教育相談 / 生徒指導 / 若手教師 / スーパーヴィジョン |
Outline of Annual Research Achievements |
インターネット活用によるスーパーヴィジョンの方法の検討 東京学芸大学学内ポータル、教育実践研究支援センターサーバーを利用してクローズドなチャット、Eメール相談を展開した。そのために、相談システム・プログラム(効果的な相談方法/相談者の利便性/倫理的な対応・個人情報保護/利用規定なども含めたプログラム)を構築した。 加えて、2つの調査を行い、サポートニーズと有用な助言の内容を整理した。1つ目は、公立小学校(311校)の若手教師への調査を行い、①教科や学級経営及び指導上の情報・対応策について、②過去に関わった特別な教育的ニーズのある児童の対応策について、③生徒への相談や支援を充実させていくうえで重要な連携相手について、④特別支援教育や生活指導・教育相談の分野における研修やサポート体制について、⑤児童への相談・支援に関して、学校内外における若手教師へのサポートについての項目から、彼らの求める支援内容の把握を行ったものである。2つ目は、保育士(749名)へ調査を行い、障害児・要配慮児の実態やクラス運営の工夫について把握を行ったものである。上記2つの調査から、教師・保育士などの支援者がもつサポートニーズとそれに応える助言・援助の在り方を検討し、整理を行った。 これらの検討を踏まえ、現在若手教師をサポートするためのスーパーヴィジョン事例を蓄積し、公開する準備をすすめている。(2015年度公開予定)また、教師が専門的技法や療法についての理解を深めるためのDVD教材の開発を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、若手教員からの相談・スーパーヴィジョンの希望に応えるためのシステムの構築が進められている。今後も計画していたスケジュールに沿って研究を継続できる見通しである。
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Strategy for Future Research Activity |
典型的な問題・事例について、Q&A集を作成し、ホームページ上で公開 事例データベースとスーパーヴィジョンの効果について検証したうえで、典型的な問題について、Q&A集を作成する。東京学芸大学教育実践研究支援センターホームページにて無償公開する。同時に、印刷物を作成し、全国の教職員研修センターや教育センターに配布する。典型的な問題・事例の抽出と作成・執筆・まとめは、東京学芸大学教育実践研究支援センター各部門の以下の教員により統計的な処理(若手教員と相談事例のクラスター分析などを用いて)に基づき討議しておこなう。
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Causes of Carryover |
物品費が当初の計画よりも低く抑えられたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
翌年度分として請求した助成金と合わせて当初の計画通りに使用する。
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Research Products
(3 results)