2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25400098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
岡 睦雄 東京理科大学, 理学部, 教授 (40011697)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 混合特異点 / ニュートン境界 / 非退化性 / ミルナー束 / 基本群 |
Research Abstract |
昨年度の主な研究実績は6月8日ー14日はストラスブルグ大学のV. Blanloeil教授と強混合擬斉次リンクのコボルディズムの幾何学に関して共同研究を行い、その結果を共著の論文にまとめている。16日ー25日はルーマニアでA.Dimcaの60歳を記念した国際会議で講演を行い, 合わせてPapadima, Dimca, Paunescu 教授たちと、最近の超曲面特異点の進展状況に関して研究状況の交流を行った。8・24-9・1はポーランドのワルシャワで「幾何学的特異点」の日本ーポーランド共同研究事業に参加して、混合非退化特異点の最近の研究結果を講演した。ポーランドの特異点研究グループの指導者 Janezko教授たちと実特異点と複素特異点の共通問題、相異なる点などを検討した。9月16-21日はフランスのニースで第6回日仏特異点国際会議に出席し、Brasselet, Pichon, Vaquie, Sabah, Schurman,Ohmoto, Saeki,Nguyen Viet Dung各教授たちと、3カ国共同研究事業の今後の運営方法などを検討した。11月5-28はトルコのイスタンブールに赴き、M. Tosun, S. Tanabe 教授などと複素曲面特異点の幾何学に関して共同研究を行い、混合特異点に関して大学院学生対象の入門講義を行った。6回。又18-25は日本ートルコ共同国際会議に出席し、講演を行った。スイスからA'Campo教授も出席していて、平面曲線の幾何学に関して深い研究発表を解説してもらった。12月1-20はベトナムのハノイでCIMAP学校の講師として出席し、基本群の入門講義を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調に研究計画が進行しているが、Blanloeil教授との共同研究「混合リンクのコボルディズム」の研究はやや遅れている。Blanloeil 教授が研究科科長になって十分な時間が取れなかったのが主な原因である。
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Strategy for Future Research Activity |
概ね研究計画の大きな変更はないが、6月一か月ワルシャワ工科大学に招聘されているので、その際ワルシャワBanachセンターの研究員をしているC. Eyralと十分な共同研究時間が持てそうであるので、昨年来得られた新しい基本群に関する結果(R-join型の平面曲線の基本群)を最終的な論文にまとめ、またあたらしい進展が得られそうである。11月ー12月はメキシコを訪問してSeade, Snoussiたちと混合特異点の共同研究を行うのが楽しみである。 国内では8月末の日仏特異点会議(北大)に出席し、石川、稲葉たちと混合特異点の3次元リンクの研究を行う。
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