2014 Fiscal Year Research-status Report
MAXI-Swift の連携による突発/時間変動天体の研究
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25400234
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
坂本 貴紀 青山学院大学, 理工学部, 助教 (00645161)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 高エネルギー宇宙物理学 / 突発天体 / 時間変動天体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、MAXI/GSC と Swift/BAT のデータを連携させる事で、2 keV から 200 keV という 2桁にもおよぶ広帯域で高エネルギー天体を監視する枠組みを構築するのが目標である。初年度はデータ解析環境の構築を中心に行い、2年目である平成 26年度は MAXI/GSC と Swift/BAT の運用が重なる 2009年9月から 2014年12月までのデータ解析を完了した。解析を完了したデータを用いて、2-200 keV 帯域で明るく時間変動する数十天体について広帯域でのライトカーブを作成し、その成果をイタリア、ローマで行われた Swift会議、そして、日本天文学会 (春季年会) にて発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
この研究の鍵となっていた、過去5年分のデータ解析が終わり、来年度の一般公開に向けての準備が整った。ただし、本年度中に一般公開に向けたウェブページの作成を行う予定であったが、その部分がまだ完了していない。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、リアルタイムでデータを解析する自動スクリプトの作成、そして一般公開するためのウェブページの作成を早急に進める。今年の夏に Swift チームが所属する NASA Goddard Space Flight Center へ出張し、開発している突発天体モニターについての話し合いの場を設ける。
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