2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25410145
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
島崎 洋次 愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (80284389)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 分離分析 / 抗体固定化膜 / アミロイドβ / 生体試料分析 / プロテアーゼ |
Outline of Annual Research Achievements |
今まで確立してきた技術を用いて、生体試料および生体試料とアミロイドβ混合物からアミロイドβを特異的に捕獲抽出する方法の適応性を主として調べたところ、ヒト血漿タンパク質とアミロイドβ混合物からアミロイドβを特異的に抽出することに成功し、さらに、抗体固定化膜の面積を微小化し、抗体膜を微細チューブ内に置くことにより、微小空間内のアミロイドβを特異的に捕獲できることが可能となった。これらの技術は鼻腔などの微小空間に発現しているアミロイドβを分析する技術に適応可能であることを示した。 また、捕獲したアミロイドβを種々のプロテアーゼで酵素処理することにより、アミロイドβの凝集化が阻害できることを新たに見出した。
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