2013 Fiscal Year Research-status Report
複数情報源の特性統合と視点・視野に基づく情報可視化システムの開発
Project/Area Number |
25420448
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
佐賀 亮介 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10509178)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 可視化 / 情報システム / 知識処理 |
Research Abstract |
個々の情報発信により形成されたデータを対象としたとき、その発信者個人の知識特性だけでなく,その情報源の特徴が混在しているため,それを可視化したFACT-Graphは分析者の視点や視野では可視化結果から有用な知識が得られない可能性があり、また視野を切り替えることによる情報欠落の影響が大きい。そこで本研究では,情報源の特性を比較統合し、また分析者の視点に基づきFACT-Graphを生成し、複数視野間を同時に可視化できるFACT-Graphの開発を行う。 本年度では、まず視点の表出化と比較統合を行った。本方式を検証するために、電子商取引サイトの商品レビューデータを用い、消費者と商品提供者という2者をそれぞれ情報源とみなし、可視化を行った。 本年度の成果として電気学会全国大会、横幹連合カンファレンスにて2件発表し、また国際会議としてICBIR、HCIIにて採択されており、発表予定である。また、複数情報源に関する内容も原案について執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の計画として、主に2期間のグラフ統合とn期間への拡張を行っており、2件の発表成果、また国際会議においても2件の発表予定など順調に推移している。
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Strategy for Future Research Activity |
複数情報源を取り扱う際に、クラスタリングを行うが、新たにトピックモデルなどの考え方を採用し、より自然なクラスタリングを目指す。また、抽出されたグラフについてインタラクティブに情報可視化を行うことで、分析者ごとの視点の違いを表出化できるようなシステムを開発する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本来データを購入予定であったが、データ利用契約期間が最終年度まで持たなく、それに伴い、並行して収集予定であったアルバイトの人件費・謝金の支出が減ったため。 購入やデータ収集を翌年度に持越す予定である。
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