2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25420469
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
添田 政司 福岡大学, 工学部, 教授 (50148871)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
櫨原 弘貴 福岡大学, 工学部, 助教 (70580182)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 補修 / 土木材料 |
Research Abstract |
本年度は、亜硝酸塩を添加した防錆塗料を施した鉄筋の耐食性試験、付着強度試験を計画どおりに実施することができた。成果として、従来の塗料に比べて高い防錆効果を確認することができ、また塗料が傷などの損傷を受けた場合でも自己修復性によって防錆されることが分かった。ただし、コンクリートとの付着性は、エポキシ樹脂塗装鉄筋に比べて低下しているものの,防錆塗料の強度、弾性係数を高くすることでエポキシ樹脂塗装鉄筋と同等の付着性を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた計画に沿って、概ね順調に研究を展開できた。また、付着性が低下するといった予想していなかった結果を示したが、塗装の物性を変化させることで柔軟に対応できた。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に沿って、亜硝酸塩がポリマーセメントモルタルに与える影響について、フレッシュ性状および強度特性評価、ならびに断面修復材としての耐久性評価を行っていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
鉄筋腐食実験において当初の見積もった時間よりも腐食発生までに時間がかかったため、次にステップへの移行が遅れたことによる。ただし、実験での成果は順調に得られている。 鉄筋腐食実験での残りに対して、必要な材料費として使用する
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