2016 Fiscal Year Annual Research Report
Improvement of applicability and accuracy on evaluation of liquefaction potential of soil by using Piezo Drive Corn equipment
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25420511
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| Research Institution | Kanto Gakuin University |
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Principal Investigator |
規矩 大義 関東学院大学, 理工学部, 教授 (70251759)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 液状化 / サウンディング / 原位置試験 / 液状化判定 / ピエゾドライブコーン / 地震 / 地盤調査 / 地盤防災 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、地盤の液状化に関する新しい調査法として、動的貫入試験によってＮ値と細粒分含有率Fcを評価することができるピエゾドライブコーン（以下、PDCと称する）を対象に、PDCから得られる試験結果と、液状化予測で用いられる各種指標との推定式を精査し、液状化強度の推定精度を向上させることで、動的貫入試験のみで評価が可能となる高精度な液状化調査システムを開発し、液状化の調査に要する時間と費用の軽減を目的としている。
堆積環境の異なる複数の地盤に対して現場実験と室内試験を行い、細粒分含有率の推定精度を高め、エネルギー効率を踏まえた地盤の動的貫入抵抗Nd値の補正方法も提案し、液状化強度の推定精度を向上させた。具体的には、
①液状化評価に必要な地盤物性の取得として、自然地盤（三角州、中洲、砂丘）、人工地盤（干拓地、海面埋立地、浚渫盛土）を対象に、原位置試験（ボーリング、PDC）、室内土質試験および室内土槽実験を実施し、液状化評価に必要な基礎的な地盤物性を取得した。
②動的貫入試験のみによる液状化調査システムとして、細粒分含有率Fcについては、これまでの推定法の適用性を確認するとともに、より高精度な推定法を提案した。液状化強度については、N値および細粒分含有率FCを適正に評価することで液状化試験と概ね整合したが、10m以深のN値推定には、エネルギー効率によるNd値の補正法を提案した。地下水位は、PDC計測後の孔内水位測定を提案した。
動的サウンディング（PDC）による液状化調査手法は、道路橋示方書や建築基礎構造設計指針によるボーリングと粒度試験による液状化判定と比較しても十分に高精度であった。今後、液状化の検討箇所数の増大によって、調査費用、調査時間が膨大になることは自明で、安価で高精度な調査手法は科学的成果だけでなく、社会的・経済的意義も高い。
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