2015 Fiscal Year Research-status Report
都市鉄道における列車遅延の回復メカニズムの解明と遅延防止対応策の提案
Project/Area Number |
25420536
|
Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
日比野 直彦 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (10318206)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 交通計画 / 列車遅延 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、これまでに実施してきた列車遅延の発生・拡大に関する研究成果を踏まえて、発生した遅延の回復に関する分析を進め、回復のメカニズムを解明するとともに、遅延の拡大防止策および早期回復に向けた具体的な対応策を提案することを目的としている。 平成27年度は、昨年度までの分析結果を踏まえ、具体的な施策の検討を行った。拡大防止および回復に関しては、実際の路線を対象とし、遅延発生時に各駅でどの列車を何分停止させるかを様々なケースで整理した。具体的には、各駅で+αの停止時間を5秒間隔で変化させるシミュレーションを実施した。さらには、シミュレーションから得られた施策に対する制度的、技術的な確認を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
分析そのものは予定通り進み、概ね終えることができたが、研究代表者の海外赴任と研究協力者の業務多忙とが重なり、論文の作成、投稿、発表までに至らなかった。本年度までに行った研究の成果を、学会で発表することを予定しており、その部分のみが、当初の予定よりも遅れてしまっている。
|
Strategy for Future Research Activity |
これまでの成果を、国際学会で発表し、学術誌への論文投稿を予定している。その際の査読者、編集委員会からのコメントを踏まえ、必要に応じて追加の分析をする予定である。
|
Causes of Carryover |
研究代表者と海外赴任と研究協力者の業務多忙が重なり、学会発表および学術誌への投稿まで進まなかったため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
1)研究協力者との研究打合せのための交通費、宿泊費、2)国際学会での発表に伴う、学会参加費、交通費、宿泊費、3)学術誌への投稿料等に使用する予定である。
|
Research Products
(5 results)