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2014 Fiscal Year Research-status Report

歩行を促す都市環境とその評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25420553
Research InstitutionChuo University

Principal Investigator

谷下 雅義  中央大学, 理工学部, 教授 (30242001)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 朝日 ちさと  首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (90457812)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords歩数 / 人口密度 / 年齢
Outline of Annual Research Achievements

2009,2010年の国民健康・栄養調査の都市構造を表す変数,個人・世帯属性を表す変数による回帰分析から,歩数に影響を与えている変数を明らかにした.都道府県ごとに最大5つの市郡にわけられ,全国を計122の地域に分類されており,それぞれの人口密度データを収集した.加法モデルによる検討も行い,関数の特定を行い,AICやBICが最小になるモデルを推定した結果,人口密度について,ピークありのモデルで2乗の項が有意になった.歩数が最大となる可住地人口密度は11,800[人/km2]と推定された(東京23区と大阪区部の中間).しかし,単純に人口密度の対数を用いるピークなしモデルの方がAIC/BICが小さくなった.年齢では,50歳を超えてから放物線的に歩数が減少していくと推定された.その他,毎日朝食をとる人,また飲酒をする人ほど,朝食を毎日食べる人ほど歩数が多いことなどを明らかにした.
残された課題は以下の通りである.人口密度を正確に把握すべき.決定係数の向上.歩数計を用いて研究する場合,無作為に選択された3日間の歩数調査を行う必要があるとの先行研究がある. また曜日別に歩数を比較すると,土曜日における歩数は,火曜日,金曜日と比べると有意に少ないことを報告している.本研究は土日については対象としていない.国民健康・栄養調査では,歩数計を終日装着していない者が約8%含まれているとの報告がある.よって今回の歩数は過小評価になっている可能性がある.
その他,海外文献のレビューも継続して行っている.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

データ分析については目的を達成した.今後,政策評価につなげるための検討(海外文献等のレビュー)が必要である.

Strategy for Future Research Activity

今後,自動車と比較した歩行や自転車などのActivie Transportの評価手法について海外の文献等の整理を行いたいと考えている.

Causes of Carryover

別の調査データを入手する可能性があったため,その予算をとっておいたが,そのデータは入手できないことがわかり,使用せず,翌年に回すこととした.

Expenditure Plan for Carryover Budget

国内の歩行者・自転車などの計画に関する調査や文献調査を行いたいと考えている.

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Analysis of households’ electricity, gas, and gasoline demand using micro data from the National Survey of Family Income and Expenditure2014

    • Author(s)
      Masayoshi Tanishita
    • Organizer
      9th International Conference on Urban Regeneration and Sustainability
    • Place of Presentation
      Siena, Italy
    • Year and Date
      2014-09-23 – 2014-09-25

URL: 

Published: 2016-05-27  

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