2015 Fiscal Year Annual Research Report
都市環境特性地図集を活用した人口減少時代の都市内再自然化計画に関する研究
Project/Area Number |
25420608
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
田中 貴宏 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30379490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲地 秀介 摂南大学, 理工学部, 准教授 (50612313)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 地球・都市環境 / 人口減少 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、我が国は「人口減少社会」へと移行し、多くの地方都市では既に人口減少傾向が見られる。このような人口減少時代においては、従来の成長管理的な都市計画手法ではなく、既存都市内の再構成手法の構築が求められ、特に環境配慮の視点からは「都市内再自然化」いう視点が重要と考えられる。 そこでまず、対象都市において、科学的視点からの再自然化指針をステークホルダーに伝えるために、各種環境要素(気候、生態、水、地盤)の視点からの「都市環境特性地図」を作成した。次に、「都市環境特性地図」を活用したステークホルダー参加型ワークショップを行い、対象都市の環境配慮型再自然化計画シナリオを作成した。なお、このワークショップでは「都市環境特性地図」を活用することにより、客観情報(科学的情報)と地域の知、生活者の意向を統合することを意図した。 そして、本年度はステークホルダー参加型ワークショップの成果をもとに、人口減少時代における環境配慮型再自然化計画指針をまとめた。具体的には、市街地縁辺部の人口減少地域、高温化地域、土砂災害危険地域等の再自然化を指針として示した。 また、ワークショップの実践を通して、シナリオの作成段階における情報提供手法(都市環境特性地図集含む)のあり方について検討を行い、その手法の提案を行った。 今後は、さらに将来の気候変動による影響を考慮した上で、それに対する適応の観点から、これら再自然化計画の指針を検討する予定である。
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Research Products
(7 results)