2014 Fiscal Year Research-status Report
神経突起の分岐を制御するシグナル分子とその変異体マウスの脳組織に関する解析
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25430033
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
岸 将史 新潟大学, 企画戦略本部若手研究者育成推進室, 准教授 (60573938)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 蛋白凝集 / 神経突起の内径 |
Outline of Annual Research Achievements |
電顕解析を行った結果、当分子の遺伝子欠損マウスは神経突起の内径に特に大きな異常を有さないという当初の仮説に対し否定的な結果が得られている。培養ニューロンに於けるsiRNAの効果とは異なる結果である。 in vitroでの結果としては、下流因子の蛋白凝集に不可欠な領域を特定した。今後のin vivoでの解析に役立てたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の異動が決まり、飼育していた遺伝子変異マウスを処分したり胚を凍結保存したりする必要があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
神経突起の分岐異常が起こるメカニズムを明らかにするために、遺伝子変異マウスを用いた詳細な解析を行うということは極めて難しい状況となったため、これまでに得られたin vivoでの表現型に関するデータとin vitroでの生化学的データを合わせて報告する必要がある。
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Causes of Carryover |
研究代表者の異動が決まり、飼育中のマウスを処分する必要が出てきたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
凍結保存している胚の融解移植に比較的多くの経費を用いる予定である。
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