2014 Fiscal Year Research-status Report
真正細菌と古細菌由来タンパク質のEvolvability
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25440194
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
高野 和文 京都府立大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (40346185)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | タンパク質 / 進化 / 好熱菌 / 安定性 |
Outline of Annual Research Achievements |
好熱性の真正細菌と古細菌が産するタンパク質について、エラープローンPCRを用いてランダム変異体を作製し、それらの活性および安定性を測定し、ランダム変異により、活性と安定性がどのように変化するのかを調べた。さらに、高活性安定変異体、高活性不安定変異体、低活性安定変異体、低活性不安定変異体を抽出し、それらが進化によりどうのように変化していくのかを調べている。現在までに、低活性安定変異体は、第2世代・第3世代と進化させていくにつれて、活性が上昇することがわかった。このことは、進化過程において、タンパク質の活性よりも安定性が重要であることを示している。他の変異体についても実験を進め、それらの運命を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
低活性安定変異体に関して、ある程度普遍性があることが明らかになった。次に他の変異体についても明らかにする予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
タンパク質の進化と安定性に関して、より追求する。特に、進化過程において、真直ぐに進化する場合と、回り道をして進化する場合の効果に関して探究し、タンパク質(生物)進化における新たな知見を得る。
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Research Products
(1 results)