Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでは野外調査を中心に行ってきた.2016年度にはこれまでに得られた種特性データをリスト化し,情報が不足している種について追加のデータ収集を行った.また群集データについても不足している環境において追加調査を行った.これまでにシマスズメノヒエ, エダウチチジミザサ, シマニシキソウ, オオトキワイヌビワ, オオバナセンダングサ, リュウキュウマツ, タマシダ, ヘゴ, アカテツ, ムニンナキリスゲ, トキワイヌビワ, ヤブソテツ, パパイヤ, シマオオタニワタリ, ムニンアオガンピ, ムニンネズミモチ, オガサワラススキ, オガサワラボチョウジ, ハチジョウシダ, ホソバクリハラン, ワダンノキ, オガサワラビロウ, タコノキ, テリハハマボウ, クサトベラ, モクタチバナ, テリハボク, ヤロード, シマシャリンバイ, シマホルトノキ, シマヒゲシバ, キバンジロウ, シマグワ, オオバシロテツ, シマモチ, ウラジロエノキ, セイロンベンケイソウ, ツルダコ, など約75種について測定した(リストはランダム抽出). このデータを利用した予備的な解析結果を日本生態学会大会(東京)において発表した(http://www.esj.ne.jp/meeting/abst/64/C01-02.html).ここでは10m DEMを用いた地形環境から生態特性を予測するモデルを作成し,これを用いて各種において生態特性のマップを作成した.多種の種特性マップを重ね合わせ,ひとつの地点での多種の生態特性を取り出し,これを用いて群集予測を行っている.群集予測モデルは亜熱帯から亜寒帯までの極相植生に適用可能な汎用性の高いものを用いた(Koike 2001, Journal of Vegetation Science 12: 327-336).
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