2014 Fiscal Year Research-status Report
セスクアテルペン生合成酵素を基軸とする新規テルペノイド類創出系路の開拓
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25450149
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
佐藤 努 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (80334655)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | テルペノイド / イソプレノイド / 生合成 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)Bacillus clausiiに存在する2つのイソプレニル二リン酸合成酵素ホモログを機能解析したところ、1つはC25, C30, C35を生体内で生産する三機能性酵素であった。C25, C30, C35を生合成するイソプレニル二リン酸合成酵素は単機能のものしか知られておらず、初めての発見であった。 2)TSの酵素化学的諸性質の解析を進めた。 3)TSホモログのゲノムマイニングを進めた。 4)TSの部位特異的変異を進め、非天然型テルペンが生産するか実験を行った。 5)Cyc1の発掘を目指し、NTGによって1,500種類のマイコバクテリアの遺伝子破壊株を作成した。現在、Cyc1活性の消失した株を探索中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初の三機能性イソプレニル二リン酸合成酵素を発見できたため。また、他の研究は途中段階であるものの、順調に進展しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
Cyc1の発掘を達成するため、学生3名を担当させ、精力的に進める。 TSの酵素化学的諸性質の解析、TSホモログのゲノムマイニング、TSの部位特異的変異による非天然型テルペンの創出については、今年度同様に進める。
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Causes of Carryover |
本年度予定していた次世代シーケンサーによるゲノム解析のために予算を残していたが、そこまで研究が進まなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度、次世代シーケンサーによるゲノム解析を行い使用する。
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