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2015 Fiscal Year Annual Research Report

葉酸代謝拮抗剤methotrexateによる胎盤毒性の発現機構に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25450423
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

杉山 晶彦  鳥取大学, 農学部, 准教授 (00432609)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywordsメトトレキサート / 胎盤 / ラット
Outline of Annual Research Achievements

(1)妊娠11-12日の胎盤基底層がMTXに高感受性を示した理由の解明
葉酸代謝が活発な組織ほど葉酸代謝拮抗剤MTXに対し高感受性を示すことが推察される。本研究では、妊娠11-12日および妊娠13-14日における胎盤の各構成層におけるジヒドロ葉酸還元酵素蛋白の発現細胞の存在頻度を免疫組織化学法を用いて解析することにより、妊娠11-12日の胎盤基底層における葉酸代謝がより活発であるか否かを明らかにすることを試みた。当該解析の結果、妊娠11-12日および妊娠13-14日における胎盤迷路層および基底層のジヒドロ葉酸還元酵素蛋白発現細胞の存在頻度には有意差は認められなかった。

(2)MTX誘発性胎盤基底層低形成と胎児致死率上昇との関連の解明
胎盤基底層の構成細胞はプロラクチン様ホルモンを産生し、黄体からのプロジェステロン分泌を促すことにより、妊娠を維持する。本研究では、胎盤基底層の低形成および胎児致死率の上昇が認められた妊娠11-12日MTX曝露群においてプロラクチン様ホルモンの産生減少が認められるか否かを免疫組織化学法を用いて検索した。具体的には、妊娠11-12日MTX曝露群の胎盤基底層におけるプロラクチン様ホルモン蛋白発現細胞の存在頻度を解析した。当該解析の結果、コントロール群(saline投与群)とMTX曝露群間において、プロラクチン様ホルモン蛋白発現細胞の存在頻度に有意差は認められなかった。

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Published: 2017-01-06  

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