2015 Fiscal Year Research-status Report
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25460241
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
若山 友彦 熊本大学, その他の研究科, 教授 (70305100)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 精子形成 / 細胞接着分子 / アダプター蛋白質 |
Outline of Annual Research Achievements |
精子形成におけるアダプター蛋白質BSPRYの精巣における機能解析を個体であるマウスを用いて行った。 European Mouse Mutant Archive (EMMA)よりBSPRYのノックアウトマウス胚を導入した。研究代表者が熊本大学に移動になったため、熊本大学での遺伝子組換え動物の取り扱いの決まりから個体での導入ができなかったため、凍結胚で熊本大学に移動させ、熊本大学で再度個体化をした。 野生型マウスを用いて、BSPRYの発現細胞を同定すると、BSPRYはstep10以降の伸長精子細胞に発現と局在をすることが分かった。これはCADM1を発現する精子細胞の後期にあたる。次に、免疫電顕法により免疫反応が伸長精子細胞の細胞質に局在することを明らかにした。さらに、免疫沈降法によりBSPRY抗体で沈降するとCADM1が検出された。また、これらの細胞が存在しない生後4週令のマウスの精巣ではBSPRYの発現は見られなかった。したがって、step10以降の精子細胞においてBSPRYとCADM1が相互作用していることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成27年4月1日付で研究代表者が金沢大学から熊本大学に教授として赴任した。そのため、作製したマウスや培養細胞等も熊本大学に移動したが、熊本大学の規則から個体で動物飼育施設への導入ができなかったため、凍結胚での導入を余儀なくされた。そのため、ノックアウトマウスの個体を用いての研究の再開が遅れてしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究に使用するノックアウトマウス個体も作出されているので、交配により順調にマウスの数を増やしていければ、研究は順調に遂行することができる。
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Causes of Carryover |
へ姿勢27年4月1日付で、研究代表者の若山友彦が金沢大学から熊本大学に教授として赴任し、それに伴い作製したマウスや培養細胞等も一緒に移動した。熊本大学の規則でマウスの病原微生物の持ち込みを防ぐため個体での導入ができなかった。そのため、一旦、マウス胚にしてから個体を作製したため、実験の開始に半年以上もかかってしまった。また、着任した研究室に培養設備がなかったため、その準備に予想以上に時間がかかった。上記の事情のために研究の延長を申請したので、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
マウスの維持費として100000円、組織化学と分子生物学的解析費として110288円および、培養実験費として100000円を使用する。
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Research Products
(6 results)