2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25460616
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
青松 棟吉 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (30571343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 恵子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00444274)
安井 浩樹 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20362353)
植村 和正 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40303630)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 卒後医学教育 / 臨床能力評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度に作成した研修医の診療能力評価を目的としたパイロット版課題を使用して、平成26年6月7~8日にROSEを実施した。このROSEには26名の研修医と48名の評価者(医師45名と看護師3名)が参加した。その際に、参加した研修医および評価者から課題に対するフィードバックを収集し、それを元に11月29日に課題改訂を目的としたワークショップを実施した。このワークショップには、7名の指導医が参加した。 また、平成24年度に施行していた研修医向けOSCEを元に、評価の信頼性検証方法についての検討を行った。この結果からは、得点における研修医と課題間の相互作用が大きく、一般化可能性係数だけでは、信頼性の検討が困難なことが判明した。このため、今後先行研究を参考に、さらに検証のための統計学的手法を検討することとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1回目のROSEは実施され、評価の信頼性検証は開始されたものの、妥当性検証のためのフォローアップインタビューや実際の診療における評価の実施が行われていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度もROSEを実施する予定で準備は進められているため、その参加者にフォローアップ調査の依頼を行う。 また、信頼性検証のための統計手法検討においても、専門家への相談を行いながら、検討する。
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Causes of Carryover |
ROSE信頼性・妥当性検証のためのデータ入力などに要する、研究補助謝金を使用しなかったことと、データ解析用コンピュータおよび資料作成用ビデオカメラ購入を行わなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
データ解析用コンピュータおよび資料作成用ビデオカメラについては、平成27年度ROSEに向けて購入を行う。また、統計学的解析手法が決定次第、研究補助によるデータ入力を開始する。
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