2013 Fiscal Year Annual Research Report
力覚呈示機能の搭載による内視鏡外科手術手技力の客観的評価システムの開発
Project/Area Number |
25460624
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
川口 孝二 広島大学, 大学病院, 医科診療医 (80528555)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
惠木 浩之 広島大学, 医歯薬保健学研究院, 特任講師 (20403537)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 拡張現実技術 / 内視鏡外科手術技術 / 医工連携 |
Research Abstract |
本研究では、拡張現実技術 (Haptic Augmented Reality)を用いて、力覚情報を付加することで、より現実的な内視鏡外科手術技術評価を可能とすることが出来ると考えた。 力覚情報の拡張現実技術を付加した内視鏡外科手術手技力の客観的評価システムを開発し、より安全に手術を行える環境整備を行うことを目的とし、実際の臓器と同じような硬さ、臓器の移動や損傷の感覚等を正確に感じることが出来る、革新的な力覚情報の拡張現実技術を付加した内視鏡外科手術手技力の客観的評価システムを開発し、そのシステムの有用性を評価することであった。 我々はこれまで力覚情報の呈示技術を広島大学大学院工学研究科とともに、機器改良などにおける情報交換(医工連携)を行い基礎研究・実験を継続してきた。その成果の延長として、力覚情報の呈示技術をさらに正確に再現するために、我々の研究者分担者が力覚の拡張現実技術を利用した、生体臓器の硬さ呈示を報告した。 平成25年度研究計画では、これらの手法を更に発展させ、予備試験において力覚呈示デバイスと簡単な力覚モデルを用いることで、力覚情報の呈示が可能であることを確認することが出来た。 力覚の拡張現実技術のもとで、模擬臓器を用いそのデータをもとに現在我々が開発した力覚情報の拡張現実技術による内視鏡外科手術手技力評価システムにデータを入力することを検討した。また、実際に被験者に当システムを使用してもらい有用性の比較検討をおこなった。今後その評価を進めていき内視鏡外科手術手技力の客観的評価システムを開発を行いたい。
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