2015 Fiscal Year Annual Research Report
ELISA法を用いた生体内メタロチオネイン-Ⅰ/Ⅱ及び-Ⅲ測定の基礎的検討
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25460672
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| Research Institution | Gunma University |
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Principal Investigator |
中里 享美 群馬大学, 保健学研究科, 准教授 (80241909)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 克行 群馬大学, 医学系研究科, 講師(非常勤) (10444051)
長嶺 竹明 群馬大学, その他部局等, 名誉教授 (90180520)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | メタロチオネイン-Ⅰ/Ⅱ / メタロチオネイン-Ⅲ / 前立腺がん / ウィルソン病 / メンケス病 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
開発したメタロチオネイン（MT）-Ⅲ測定ELISAのヒト血清測定時にみられる不安定で非特異な反応についての再検討を引き続き行った。昨年から行っている新たな抗MT-Ⅲ抗体の作製とその抗体を用いたELISA法の構築を検討しているが、未だ確立できていない。
以前に作製したMT-Ⅰ/Ⅱポリクローナル抗体やMT-Ⅰ/Ⅱ測定ELISA及びMT-Ⅲモノクローナル抗体を用いた検討では、昨年度に行った前立腺がん患者のデータを同年代健常者のデータと比較検討を行った。前立腺がん患者では、健常者に比べて血中、尿中ともにMT-Ⅰ/Ⅱ値が有意に高値となる結果が得られ、現在、論文としてまとめている。また、ウィルソン病及びメンケス病におけるMT-Ⅰ/Ⅱ値測定については、それぞれのモデル動物であるLong Evans Cinnamon (LEC) ラットとMacular マウスの臓器（肝、腎、脳）を用いた免疫染色により、臓器中でのMTの分布や局在、MTの受容体の1つと考えられるMegalinとの関連について検討を行った。その結果、LECラット、Macularマウスいずれも腎ではMT-Ⅰ/ⅡとMegalinは尿細管上皮に局在し、発現も強く、良く一致していたが、肝や脳では強い関連性はみられなかった。MT-ⅢはいずれもMegalinとの関連性はみられなかった。
さらに、アルツハイマー病症例の病理解剖標本について、肝、腎、脳のMT-Ⅰ/Ⅱ、MT-Ⅲやアルツハイマー病に関連するアポリポ蛋白E4やアミロイドβなどの免疫染色を行い、その発現の局在や関連性について、解析、検討を行っている。
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Research Products
(4 results)
