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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Relationship between the achieved blood pressure and the incidence of cardiovascular events in Japanese hypertensive patients with complications

Research Project

Project/Area Number 25460748
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

上嶋 健治  京都大学, 医学研究科, 特定教授 (40213334)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords高血圧 / アンジオテンシン受容体拮抗薬 / Caチャンネル拮抗薬 / 心血管系イベント / 糖尿病
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、心血管イベントの発生を指標とした高血圧の大規模臨床研究CASE-J(Candesartan Antihypertensive Survival Evaluation in Japan)とCASE-J Ex(Extension)試験をもとに、観察期間を10年超に延長したCASE-J 10試験として実施することで、アンジオテンシン受容体拮抗薬のカンデサルタン(CA)とCaチャンネル拮抗薬のアムロジピン(AM)の長期に渡る降圧効果と心血管イベントへの影響を検証し、同時に合併症を有する日本人のハイリスク高血圧患者の至適降圧目標値を明らかにするものである。
最終年度に至り、10年超の経過観察が行えた新規の有効解析対象例は、1,318例(CA:666例、AM:676例)で、最終到達血圧はCA群で135±75、AM群で135±76mmHgであった。また、先行試験との突合作業を行い、CASE-J試験にて解析対象となった全4703例からみた経過観察期間中央値は6.0年であり、主要評価項目である複合心血管イベントは、CA群2354例では225件、AM群2349例では223件と両群間に有意差を認めなかった。
同時に、1)CASE-J試験での割付薬剤の投与状況・併用降圧薬の投与状況、2)糖尿病治療薬の新規投与の有無、3)心血管系イベント(突然死、脳・心・腎・血管イベント)の有無、発症日、転帰、4)最終到達血圧、脈拍を評価しえた。
以上の結果、CA、AMを主体とする降圧治療は割り付け薬剤に関係なく長期に渡る良好な降圧効果を示した。至適降圧目標値などに関する解析を加えて、2017年7月13-15日にシンガポールで開催されるAsian Pacific Society of CardiologyのLate breaking sessionで発表予定である。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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