2015 Fiscal Year Annual Research Report
労働者における慢性腎臓病の発症に関する大規模前向きコホート研究
Project/Area Number |
25460810
|
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
上原 新一郎 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (00628696)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 朝茂 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (10381980)
佐藤 恭子 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (00381989)
圓藤 吟史 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20160393) [Withdrawn]
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 疫学 / 慢性腎臓病 / 危険因子 / 健康診断 / 蛋白尿 |
Outline of Annual Research Achievements |
慢性腎臓病は、末期腎不全や循環器疾患の重要な危険因子であり、早期の慢性腎臓病を捉え、その危険因子を明らかにすることは極めて重要な課題である。慢性腎臓病はその進行が緩徐であるため、早期の発症リスクを検討するには、長期間繰り返して腎機能を評価する必要がある。しかし、慢性腎臓病の発症に関する危険因子は未だ十分に解明されておらず、さらに長期にわたる観察研究による検討が必要である。 平成27年度は、これまでの継続としてデータベースの整備を行い、平成25年度、平成26年度に引き続き「生活習慣と早期の慢性腎臓病の発症」について検討した。「Relationship Between Alcohol Drinking Pattern and Risk of Proteinuria: The Kansai Healthcare Study.」(Journal of Epidemiology)について論文発表を行った。結果は、日本人男性において飲酒日のアルコール摂取量が0.1-23.0gエタノールの頻回飲酒者(4-7日/週)は最も蛋白尿の発症リスクが低かった。一方、頻回(4-7日/週)の多量飲酒者(69.1gエタノール以上)は蛋白尿の発症リスクが高かった。さらに、「Relationship between Cigarette Smoking and the Risk of Proteinuria in New-Onset Type 2 Diabetes Men.」(American Diabetes Association's 75th Scientific Sessions(2015/6/6-6/8;Boston)、「Alcohol drinking pattern and the risk of proteinuria in subjects with impaired fasting glucose or type 2 diabetes.」(Internatonal Diabetes Federation, World Diabetes Congress 2015(2015/12/1-12/4;Vancouver)について学会発表を行った。
|
Research Products
(3 results)