2013 Fiscal Year Research-status Report
乳幼児の保護者における子のワクチン接種選好に関する研究
Project/Area Number |
25460817
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Meiji Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
庄野 あい子 明治薬科大学, 薬学部, 助教 (50625308)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 正英 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (70334068)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ワクチン / 点鼻インフルエンザ生ワクチン / 小児 / 選好 / 任意接種 |
Research Abstract |
本研究においては、乳幼児の子をもつ保護者のワクチン接種に対する選好を明らかにすることを目的とする。具体的には、価格を含めていかなる条件のワクチンが保護者にとって好ましいかを明らかにし、ワクチン接種の諸条件が変わった際の保護者のワクチン接種行動をモデル化することである。 1年目(2013年度)においては、わが国未承認の経鼻インフルエンザ生ワクチンを対象として研究を進めた。経鼻インフルエンザ生ワクチンは、2003年でアメリカにおいて承認された後、他の先進外国においても承認・使用されている。点鼻での接種が可能であり、小児においては不活化ワクチンと比較して効果が高いという臨床結果が使用国において得られている。当該ワクチンがわが国に導入された場合に子の親がいかなる価値を置くのかを明らかにすることを目的として、12歳以下の子どもを持つ親を対象に、インターネットを介した離散選択実験を行った。得られた結果からモデル化を行い、その取りまとめを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
経鼻インフルエンザ生ワクチンに対する離散選択実験を行い、その結果の取りまとめを行った。また、次年度以降の計画も具体化しており、概ね計画通りに進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の方策としては、諸外国においてはすでに数多く導入されている混合ワクチンを対象として同様の手法を用いた研究を進める。結果については、学術論文として取りまとめ、投稿を目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
個人情報保護の観点から検討した結果、施設を通じたアンケート調査の実施を断念し、インターネットを介した調査を行うこととした。調査会社への調査依頼を行うことにより、業務の効率化が図れた。 論文化にあたり英文校正費用および投稿費用が当初の計画以上に嵩むことが予想されるため、その費用に充当する予定である。
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