2013 Fiscal Year Research-status Report
がん放射線治療の均填化のためのモバイル遠隔教育システムの構築
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25460846
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
玉本 哲郎 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (50326344)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | モバイル / 放射線治療 / 医療連携 / 教育システム |
Research Abstract |
1)放射線治療技術の支援のために設置した既存のWeb会議システムを用いて、遠隔コンサルテーションやカンファレンスを実施できている。また、以下の作業を並行して行った。 a)看護師、診療放射線技師などのメディカルスタッフおよび患者ニーズを確認した。現状では以下のニーズを想定しているが、それ以外の可能性についての一部は確認はできていない。①診療放射線技師や医学物理士;放射線治療技術の診療情報のやりとりのためのコンテンツや教育のためのコンテンツなど。②看護師;放射線治療の知識の再確認や患者のセルフケアなどの指導に必要なコンテンツなど。③患者や家族;インフォームドコンセントを支援するための疾患や放射線治療の情報、副作用などのコンテンツなど b)それを踏まえて、教育のために必要なコンテンツを作成中である。 2)モバイルを想定した接続方法の検討では、インターネット経由の方が機動性はよいが、セキュリティの設定が重要となるが、放射線治療の技術支援のために導入した既存のWeb会議システムは、SSL-VPNを備えているので、教育目的での使用については問題が少ないと考えられた。 3)実施に導入可能な教育支援システムを既存のサーバーシステムに追加する方法(システム独自調達)で実施するか、あるいはクラウド型で実施するかどうかについて検討した結果、ランニングコストの観点から既存のサーバに追加するシステムの方がよいと判断した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
システムの構築の目途は立っていることより、次年度はコンテンツの作成にほぼ専念できるため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初に想定していない看護師、診療放射線技師などのメディカルスタッフおよび患者ニーズを至急確認し、コンテンツの作成を進めていく。 既存のサーバシステムへのコンテンツの導入について、業務を委託するベンダに対応を協議し、実際の導入行程を確定していく。
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