2014 Fiscal Year Research-status Report
熱中症の法医確定診断-メタボロミクスを用いた診断に有用なバイオマーカーの検討
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25460880
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
鈴木 廣一 大阪医科大学, 医学部, 教授 (60171211)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 貴子 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10530420)
土橋 均 大阪医科大学, 医学部, 准教授 (40596029)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | メタボロミクス / 死後経過時間 / 熱中症 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度に行った死後経過時間にともなう血清内代謝物の変動について、さらに詳細な検討を行ったところ、最終的には検出された代謝物は70成分となった。そのなかで、統計学的に死後経過時間と有意な関連性をもって変動していると判断された25成分を選出し、PLS回帰法を用いて予測モデルを作成した。さらに、あらたに各群n=3としてvalidation studyを行った結果、構築した予測モデルの有効性が示された。これらの結果については学会発表および論文化を行った。ついで、熱中症モデルの作成を行った。10週齢SD系雄性ラットを4群に分け、イソフルラン吸入麻酔および心電図モニター下に保温マットにて直腸温度がそれぞれ37、40、42、44℃になるまで加温した。目標温度に達した時点でペントバルビタールを腹腔内投与し安楽死させたのち血液を採取し、速やかに血清を分離した。直腸温度が40℃、42℃、44℃に達するのに要した時間は、それぞれ17.7±3.1分、28.7±3.0分、33.3±1.8分であった。血清を用いてGC/MS/MSでメタボローム解析を行ったところ、72成分が検出され、主成分分析で4群は明瞭な分離を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
熱中症モデルの作成が順調に行われたため。
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Strategy for Future Research Activity |
メタボローム解析に用いるデータベースについて、市販のデータベース等も活用しながら、より多くの代謝物を分析し、精度の高い結果を目指したい。また、血清以外の臓器についても前処理方法、分析条件等を検討しており、その結果を含めて検討したい。
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Research Products
(3 results)
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[Presentation] Postmortem interval estimation of suffocated rats by plasma metabolic profiling2014
Author(s)
Sato T, Zaitsu K, Tsuboi K, Nomura M, Shima N, Iwata M, Abe S, Ishii A, Tsuchihashi H, Suzuki K
Organizer
the 9th International Symposium on Advances in Legal Medicine
Place of Presentation
Fukuoka, Japan
Year and Date
2014-06-16 – 2014-06-20