2013 Fiscal Year Research-status Report
わが国におけるアドバンスケアプランニングの方法論の確立とその有効性に関する研究
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25460886
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
木澤 義之 神戸大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80289181)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | アドバンスディレクティブ / アドバンスケアプランニング / コミュニケーション |
Research Abstract |
本研究の目的は、緩和医療、終末期医療の質を高め、患者家族のQOLを改善するために、我が国独自のACPの実践プログラムを開発し、その実施性と患者・家族に与える効果を検証することである。 平成25年度はACPの実践プログラムを開発した。まず、ACPに関する国内外の文献レビューを系統的に実施した。そのうえで専門家会議を複数回開催し、米国、豪州で実践されており、その効果がランダム化比較試験で証明されているRespecting Choicesプログラム(Detering K, BMJ 2010)を参考として、わが国の社会的文化的倫理的背景に合致したACPプログラムを開発した。ACPプログラムには以下の内容をふくむ;①現在の病状の認識、②希望する治療と療養、③医療従事者との関係、④家族や友人との関係、⑤今後大切にしてゆきたいこと、⑥望んでいる療養の場所、⑦病状悪化時に望む治療や療養、⑧病気への対処方法、⑨経済的問題。 また、本プログラムをもとに、ACPのコミュニケーションに関する教育プログラム、の開発を行った。 本年度の研究の結果、①インタビュー手順の標準化、構造化は終了したが、当初実施を予定していた②ACPに必要な患者家族への情報提供用のパンフレットの作成、③アドバンス・ディレクティブ(生命維持治療に関する希望の表明や代理決定者の選定)等の書式の開発が終了しておらず、今後早急に、専門家にレビューを行い、パンフレットと書式を完成させる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ACPに必要な患者家族への情報提供用のパンフレットの作成、アドバンス・ディレクティブ(生命維持治療に関する希望の表明や代理決定者の選定)等の書式の開発が終了していないため。今後早急に完成させる予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ACPに必要な患者家族への情報提供用のパンフレットの作成、アドバンス・ディレクティブ(生命維持治療に関する希望の表明や代理決定者の選定)等の書式の開発を終了し、平成26年度は神戸大学の緩和ケアチームの医師、看護師、心理士、MSWに対して、インタビューガイドなどの開発されたマテリアルを用いて、ACP実践のためのワークショップを開催し、ACP実践能力の向上を図り、平成27年度に実施予定の介入研究に向けて準備を進めてゆく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2-3年目に計画している介入研究に想像していたより多くの費用が掛かることが予想されたため、研究費用を節約し、会議等をできるだけ交通費がかからないよう、関連学会開催時に実施するなどして、経費の節約を行った。 次年度は介入研究の実施に当たり、事務作業の増加が見込まれ、人件費として利用するほか、ACPの教育プログラムを介入スタッフに教育する際の費用として変更した研究費を使用する予定である。
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Research Products
(2 results)