2015 Fiscal Year Annual Research Report
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)におけるアミノ酸代謝と免疫病態の解析
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25460972
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
嘉数 英二 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 助教 (20509377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小暮 高之 東北大学, 大学病院, 助教 (70400330)
近藤 泰輝 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (70455822)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 非アルコール性脂肪性肝炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までの研究で一部の門脈代謝産物が肝細胞に脂肪変性をきたすことを明らかにしたが、今年度はこれまでの報告で脂肪毒性が明らかである飽和脂肪酸のC16パルミチン酸(PA)を用いて小胞体ストレスを介したメカニズムを検討した。今年度の研究でパルミチン酸は肝細胞に脂肪変性をきたす際に小胞体ストレスを介して細胞外分泌顆粒を放出することが新たに確認された。この結果は非アルコール性脂肪性肝炎において免疫細胞集積の根拠となる新たな知見である。
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