2013 Fiscal Year Research-status Report
NASH発癌におけるマクロファージの役割と治療への応用
Project/Area Number |
25460973
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
三浦 光一 秋田大学, 医学部, 講師 (90375238)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | NASH / 肝癌 / マクロファージ / Toll like receptor |
Research Abstract |
NASH発癌におけるTLRの役割を解明するため、 PTEN Flox/Flox (F/F) mice, Alb Cre mouse,TLR2 KO mouse, TLR4 KO mouseを交配し、AlbCre PTEN F/F mouse (以下PTEN KO), PTEN-TLR4 double KOマウス、PTEN-TLR2 duble KOマウスを作成した。 まず24週齢での解析ではPTEN KOマウスでは重度の脂肪肝、炎症細胞浸潤、軽度線維化を認めた。一方、TLRKOマウスとの交配により作成された一部マウスでは、PTEN KOマウスよりNASH(炎症および線維化)が改善するものがみられた。よってNASHおよびNASH発癌に対し、TLRは影響を与えている可能性あり、今後も長期観察(48週、72週)を行い、発癌への影響を関して研究を進めて行く予定である。 またTLRリガンドの役割解明の影響を見るため、PTEN KOマウスにLPSを投与している。次年度には解析できる予定である。また反対にPTEN KOマウスに抗生剤を長期投与し、腸内細菌の減少とTLRリガンドの減量を試みている。この実験群も次年度には解析予定である。 NASH発癌へのマクロファージの役割を見るため、clodronate投与によるmacrophage depletion実験および骨髄移植によるキメラマウスを作成している。次年度には解析できる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定されている実験を開始し、解析待ちの状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も予定されている研究を継続していく。また大学院生の参加により一部実験を分担する予定である。
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Research Products
(1 results)