2014 Fiscal Year Research-status Report
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25461023
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
岩崎 信二 高知大学, 教育研究部医療学系, 准教授 (10232654)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷内 恵介 高知大学, 医学部附属病院, 准教授 (50626869)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 膵臓学 / 低分子量 G タンパク質 / 膵臓がん / 浸潤・転移 |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は膵癌細胞の浸潤・転移を抑制する分子としてbinder of Arl Two (BART)を同定し、BARTは低分子量G タンパク質Rac1活性を直接抑制することを明らかにした。本研究の目的は、BARTが認識するRac1および過去に報告されたBART結合性低分子量G タンパク質ARL2の両者との結合部位のアミノ酸配列を同定することである。研究期間内に以下の実験を行い、上述の命題について明らかにしていく。 「Rac1およびARL2それぞれの全アミノ酸配列に対し、N末から約30アミノ酸毎にGST融合タンパクを作成する。BART、ARL2、Rac1のすべてを発現している膵癌細胞株S2-013のライセートを用いてGSTプルダウンを行う。同定されたBARTとの結合部位を含むRac1およびARL2由来の領域を比較し、推察される結合部位に対するペプチドを合成する。再び合成したペプチドとともにGSTプルダウンを行い、ペプチドがBARTとRac1およびARL2との結合を阻害するかを解析する。」 当該年度内に施行を予定した実験は、ほぼ予定通りに行われている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
BARTの特異的なGTPアーゼ活性化タンパク質(GAP)機構を明らかにするためには、BARTと結合する低分子量 G タンパク質内の特異的結合部位を同定する必要がある。特異的結合部位に相当する部位の同定までほぼ予定通り終了した。
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Strategy for Future Research Activity |
【BARTとRac1およびARL2との結合を阻害するペプチドの作成】 膵癌細胞内在性BARTと結合する30アミノ酸から成るRac1およびARL2由来のペプチドを合成する。ペプチドのN末に11個のアルギニンを付加して、ペプチドを膵癌細胞の細胞膜を通過して細胞内に入れるようにする。まず、in vitroでペプチドの結合阻害作用を検討する。合成したペプチドを添加して、前述したGSTプルダウン実験を行い、ペプチドが膵癌細胞内在性BARTとRac1およびARL2との結合を阻害することを確認する。
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Causes of Carryover |
ペプチド合成を行っていないため次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成26年度支給額の残額を同定したペプチドの合成費用に使用する予定である。平成27年度支給額については、in vitroおよび膵癌細胞を用いたペプチドの結合阻害実験を行う予定である。
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Research Products
(13 results)
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[Journal Article] Evaluation of Ki-67 index in EUS-FNA specimens for the assessment of malignancy risk in pancreatic neuroendocrine tumors.2014
Author(s)
Hasegawa T, Yamao K, Hijioka S, Bhatia V, Mizuno N, Hara K, Imaoka H, Niwa Y, Tajika M, Kondo S, Tanaka T, Shimizu Y, Kinoshita T, Kohsaki T, Nishimori I, Iwasaki S, Saibara T, Hosoda W, Yatabe Y
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Journal Title
Endoscopy
Volume: 46
Pages: 32-38
DOI
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