2013 Fiscal Year Research-status Report
腹部大動脈瘤と瘤周囲脂肪との炎症性クロストークの解明
Project/Area Number |
25461068
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
桑木 賢次 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90398313)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 訓 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20407315)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 大動脈瘤 |
Research Abstract |
本年度は脂肪組織および大動脈壁組織の採取を中心に行った。手術前に書面にて同意を得られた腹部大動脈に対する手術を行う症例を対象とした。手術中に皮下脂肪、大動脈瘤病変部周囲の脂肪および、クランプ直上の正常大動脈部周囲脂肪を採取した。さらに切り出された大動脈壁の一部も同様に組織サンプルとした。 採取した脂肪組織および大動脈組織ををそれぞれRNA用保存液、タンパク分解酵素阻害剤含PBSおよび4%パラフォルムアルデヒド内に入れ研究室に移送した。RNA用組織及びタンパク解析用組織は使用するまでディープフリーザー内で保存しておく。4%のパラホルムアルデヒド溶液に浸けた組織用サンプルは脱水処理の後OCTコンパウンドに包埋し凍結用切片とした。 現在継続してサンプルを収集中であり、ある程度の症例数が集まった時点で解析を始める予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
開腹で大動脈の手術を行う症例が減少傾向にあり、当初の予定よりも症例が少なく資料集めに難儀しているため。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度も併せて組織サンプルを収集予定である。しかしながら予定症例に到達するまでは当初の計画よりも時間がかかりそうであるため、予定の半分の数まで組織が得られた時点で組織解析を開始する予定である。
|