2015 Fiscal Year Research-status Report
脳灌流画像を用いた脳梗塞急性期治療の効果判定システムの構築
Project/Area Number |
25461320
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
平野 照之 杏林大学, 医学部, 教授 (50346996)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 虚血性脳血管障害 / 側副血行 / 虚血性ペナンブラ |
Outline of Annual Research Achievements |
急性期脳梗塞症例に対する急性血行再建療法(rt-PA静注療法および血栓回収療法)実施に必要な、画像検査内容の再構築を行った。脳灌流画像(CT-persusion, CT-P)については320列CTを用いた組織救済可能性の評価法、脳近位動脈閉塞の有無についてはCT血管造影(CT-angiograpgy, CT-A)での検出精度を確認した。共同研究を行っているINSPIRE(International Stroke Perfusion Imaging Registry)事務局から、CT-P. CT-Aを含む造影CTによる急性期脳梗塞の病態解析結果をStroke誌に報告した(Kawano H, Et al. Stroke 2016;47:742-9).
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
国際研究者交流による研究については順調に進捗し、一定の成果を挙げた。一方、自施設での研究体制整備については予定より遅延している状況にある。これは2015年初頭に脳血管内治療のエビデンスが確立し、以前にも増して治療までの所要時間短縮が求められるようになり、急性期に脳灌流画像を撮影出来る症例が激減したためである。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度までの研究期間を延長することで、豪州の共同研究チームに派遣していた研究虚力者を自施設に招聘することが可能となった。これにより、海外データの外挿や比較・検証が可能となり当初の研究目的が達成できる見込みである。
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Causes of Carryover |
2015~2016年にかけ、脳梗塞急性期血管内治療のエビデンスが確立し、以前にも増して治療までの所要時間短縮が求められるようになった。このため急性期に脳灌流画像を撮影出来る症例が激減し、研究計画に遅延が生じている。このため、2016年度まで研究期間を延長し、灌流画像を用いた研究を行っている海外研究グループとの共同研究の必要経費として研究費を使用し、当初の研究目的を達成する。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
豪州の共同研究チームへ派遣していた研究協力者を2016年度に自施設へ招聘し、海外データの外挿や比較・検証を行うことで当初の研究目的を達成する。このため豪州との研究打ち合わせに必要な旅費、会議費用、資料作成、英文校閲などに使用する計画である。
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Research Products
(21 results)
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[Journal Article] Genotypic and phenotypic spectrum of CADASIL in Japan: the experience at a referral center in Kumamoto University from 1997 to 2014.2015
Author(s)
Ueda A., Ueda M., Nagatoshi A., Hirano T., Ito T., Arai N., Uyama E., Mori K., Nakamura M., Shinriki S., Ikeda K., Ando Y.
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Journal Title
J. Neurol.
Volume: 262
Pages: 1828-1836
DOI
Peer Reviewed
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