2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25461542
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
石原 尚子 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (30393143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
夏目 淳 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60422771)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 潜因性West症候群 / 網羅的遺伝子解析 / LGI2 |
Outline of Annual Research Achievements |
West症候群は群発するスパズムとヒプスアリスミアを特徴とし、しばしば発達の停滞、退行を伴うてんかん性脳症である。このうち発症前に神経学的異常が無く、画像検査、生化学で異常を認めない潜因性West症候群の患者は全体の1~3割程度とされており、発症の原因および機序の同定に至っていない。潜因性West症候群の家系内発症例の遺伝的要因を検索するため、2家系において次世代シークエンス解析を施行した。 家系1は兄弟発症の家系で、父・母・同胞の3名を含む5名の血液検体を用いて、次世代シークエンス解析を行った。10万以上のSNV(single nucleotide polymorphism)のうち、チャネル関連遺伝子、てんかん関連遺伝子を含む325遺伝子パネルを作成し、エクソン上の蛋白変化を伴う変異について、発症者に共通する突然変異、ホモ接合変異、compound hetero変異、X-linked変異を検索した。このうちでデータベース上の頻度の低いX-linked のSNVを認めた。 家系2は母子発症の家系で、発症児の父・同胞の2名を含む4名の血液検体を用いて、同じく次世代シークエンス解析を行った。発症者に共通したエクソン上の塩基変化を伴う変異のうち、公開されているヒトゲノムデータベースで頻度の高い変異を除外し、中枢神経系との関連が考慮される5つの遺伝子を候補とした。このうちの1つであるLGI2は、子犬のてんかん原因遺伝子として報告がある。1遺伝子について他施設の患者データとの連携を検討している。West症候群は年齢依存性のてんかん症候群で、幼少期のみにその症状を認めることから、ヒトにおいて未報告であるものの、本家系の原因遺伝子として考えられる。
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[Journal Article] White Matter Abnormality Correlates with Developmental and Seizure Outcomes in West Syndrome of Unknown Etiology2016
Author(s)
Natsume J, Ogawa C, Fukasawa T, Yamamoto H, Ishihara N, Sakaguchi Y, Ito Y, Takeuchi T, Azuma Y, Ando N, Kubota T, Tsuji T, Kawai H, Naganawa S, Kidokoro H.
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Journal Title
Am J Neuroradiol
Volume: 37
Pages: 698-705
DOI
Peer Reviewed
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