2015 Fiscal Year Annual Research Report
新生仔豚仮死モデルを使用した新生児低酸素性虚血性脳症の治療戦略の検討
Project/Area Number |
25461645
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
安田 真之 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (00380155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小谷野 耕佑 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20437685)
三木 崇範 香川大学, 医学部, 教授 (30274294)
上野 正樹 香川大学, 医学部, 教授 (30322267)
中村 信嗣 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (30437686)
日下 隆 香川大学, 医学部, 教授 (50274288)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 新生児低酸素性虚血性脳症 / 動物モデル / 近赤外光 / 脳血液量 / 新生仔豚 |
Outline of Annual Research Achievements |
新生児低酸素性虚血性脳症(HIE)モデルとして、新生仔豚を対象に脳循環を指標とする負荷方法を開発し、人工呼吸器から離脱させ負荷後5日まで観察可能とした。 蘇生後6時間までの脳波低振幅継続時間と脳血液量増加との間には正の相関を認め、低振幅期間が長く血液量増加が大きい程、予後不良であった。これらの結果により今回使用した動物実験モデルがHIEモデルとして有用であり、脳組織を評価することが治療の効果判定に有用であることが確認された。 成人の脳梗塞においてその有用性が認められているエダラボン(フリーラジカル消去剤)の蘇生後早期投与の効果を検討した。上記のHIEモデルを使用し、負荷を行ったものと負荷後にエダラボンを投与したものについて脳の病理組織学的検討により、HIEにおける脳神経障害がそのフリーラジカル消去と抗酸化作用により軽減される可能性が示された。しかしながら脳組織以外、特に腎組織においてエダラボン投与群では病理組織学的に線維化が増強される傾向を認めた。新生児に対して臨床応用を行う場合には、投与量や投与方法、時間などの検討を行い、神経学的予後のフォローだけでなく腎臓を中心としたその他の臓器への長期間の影響についても考える必要があることがわかった。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Cerebral blood volume measurement using near-infrared time-resolved spectroscopy and histopathological evaluation after hypoxic-ischemic insult in newborn piglets.2015
Author(s)
Nakamura M, Jinnai W, Hamano S, Nakamura S, Koyano K, Chiba Y, Kanenishi K, Yasuda S, Ueno M, Miki T, Hata T, Kusaka T.
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Journal Title
International Journal of Developmental Neuroscience
Volume: 42
Pages: 1-9
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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[Presentation] Developmental Change of Visual Cognitive Function of Infancy2015
Author(s)
Yukihiko Konishi, Ikuko Kato, Rie Tomita, Hiromi Suzuki, Hitoshi Okada, Wataru Jinnai, Kousuke Koyano, Saneyuki Yasuda, Tomoko Nishida, Yoshitaka Matsuda, Yukuo Konishi, Takashi Kusaka
Organizer
The 13th Asian and Oceanian Congress of Child Neurology
Place of Presentation
Taiwan
Year and Date
2015-05-14 – 2015-05-17
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