2014 Fiscal Year Research-status Report
亜鉛イオンによる神経管閉鎖障害の発症メカニズムの解析
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25461653
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
駒崎 伸二 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (80129155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猪股 玲子 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50468378)
亀澤 一 埼玉医科大学, 医学部, 助手 (50646677)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 発生 / 両生類 / 神経管閉鎖障害 / 亜鉛 / カルシウムイオン |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度に実施した研究では、亜鉛イオンが神経管閉鎖傷害に及ぼす影響について、その現象が胚発生の特定の時期にのみ出現し、その出現部位も胚の特定の部位に限局するということを実証するデータの採集作業が完了した。そして、それと同時に進めてきた、細胞のさまざまな機能をリアルタイムで解析するための準備も全て整った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度と26年度の研究から、亜鉛が胚に及ぼす発生時期と胚の部域特異的な影響を証明するデータの採集が完了した。そして、その現象を引き起こす原因について細胞レベルで解析するための装置の整備も全て整い、それらを用いた予備実験も順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの研究成果から、亜鉛が神経管閉鎖障害を引き起こす影響が発生の一定の時期に、胚の特定部域に現れるという現象が実証された。最終年度の平成27年度の研究では、その現象について分子的な背景を明らかにすることが目標である。そのために、まず、その現象の原因を細胞レベルで明らかにするために、リアルタイム画像解析法による細胞内のカルシウム、細胞内亜鉛イオンのX線微量解析、亜鉛イオン濃度の調節機能の変化、細胞運動性の変化、細胞接着性の変化、亜鉛イオンに対する細胞機能への影響に関する解析データの採集を行う。それらと同時に、亜鉛イオンの影響による細胞内のオルガネラの形態的な変化についても電子顕微鏡観察を中心に行う。そして、それらのデータをもとに、神経管閉鎖障害のしくみの解明に向けて、分子レベルでさらに明らかにする方向へと発展させる
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Causes of Carryover |
平成26年度は、消耗品を大学の研究費で多く購入したために、当初の計画よりも実験経費が節約できた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度の繰越金は、これまでの2年間の研究により、機材等の消耗や劣化がでてきたので、その機材等を補充するための追加経費として使用する予定である。
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