2015 Fiscal Year Annual Research Report
2管球CTを用いた心筋遅延造影と細胞外液分画の評価法の確立
Project/Area Number |
25461812
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
北川 覚也 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (50378353)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 正樹 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (10456741)
中山 良平 立命館大学, 理工学部, 准教授 (20402688)
佐久間 肇 三重大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60205797)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | CT / 心筋線維化 / 心筋細胞外液分画 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではCTによる心筋線維化評価および細胞外液分画定量の実現を目標とした。我々は新しい遅延造影CT法を開発し、本法が従来法と比較してアーチファクトが大幅に減少し心筋CT値の均一性が高く心筋線維化評価に適していることを示した(J Cardiovasc Comput Tomogr. 2014;9:289-98)。そして本法を用いて得られた細胞外液分画定量値はMRIで求めた値とよく一致することを示した(Data in Brief 2016;7:1045-1047)。さらに臨床的な冠動脈疾患を有さない症例を対象に細胞外液分画定量を施行して、各心筋セグメントの正常値や加齢に伴う細胞外液分画増加を明らかにし、CTを用いた細胞外液分画定量をびまん性心筋線維化をきたすさまざまな疾患に用いていく上で不可欠な基礎データを発表した(J Cardiovasc Comput Tomogr. 2016;10:in press)。
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