2014 Fiscal Year Research-status Report
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25461828
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
山本 由佳 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (30335872)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久冨 信之 香川大学, 医学部, 准教授 (20552045)
河井 信行 香川大学, 医学部, 准教授 (40294756) [Withdrawn]
西山 佳宏 香川大学, 医学部, 教授 (50263900)
豊原 潤 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), その他部局等, その他 (50425659)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 核酸誘導体 / PET / 分子イメージング / 脳腫瘍 / 11C-4DST |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、脳腫瘍において腫瘍の分子レベルの変化を核酸誘導体を用いたDNA合成のイメージング剤(18F-FLT、11C-4DST)を用いて画像化し、悪性度診断や再発診断、化学療法や放射線治療の早期の治療効果判定に応用することである。 核酸誘導体を用いたDNA合成のイメージング剤として18F-FLTは最も広く臨床応用されている。18F-FLTは細胞内でリン酸化を受けた後、DNAには組み込まれず細胞内に滞留する。一方、11C-4DSTは動物や細胞の実験レベルでは投与後すみやかにDNAに取り込まれ、標識された11Cからのガンマ線を検出することにより生体のDNA合成を正確に評価できることが明らかにされている。 今回は11C-4DSTと11C-Methionine (C-11 MET) PETを比較検討した。治療前神経膠腫15例に11C-4DSTと11C-MET PETを試行した。評価方法は半定量的指標Standardized Uptake Value (SUV)を用い、腫瘍の最大SUV(T)と対側大脳の平均SUV(N)を測定し、T/N比を算出した。組織標本での細胞増殖能Ki-67標識率との関連についても検討した。その結果では、11C-4DSTと11C-MET PETともに全例で陽性描画された。11C-4DSTのSUV(T)は2.82±1.87であり、METのSUV(T)は5.89±2.14と比べ有意に低値であった。11C-4DSTのT/N比は4.95±4.16であり、C-11 METのT/N比は3.82±1.33であり、有意差は認められなかった。11C-4DSTのT/N比とKi-67標識率の間に弱い相関が見られたが(r=0.60)、C-11 METとKi-67標識率との間に相関は見られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的である11C-4DST PET検査を脳腫瘍患者に実施でき、また、アミノ酸製剤である11C-MET PET検査を同じ患者に試行でき、両者を比較検討できている。
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Strategy for Future Research Activity |
様々な脳腫瘍患者に11C-4DSTと11C-MET PET検査を行った。今後は、低悪性度脳腫瘍患者と高悪性度脳腫瘍患者といった悪性度の違いでの評価や、新鮮例と再発例での違いなどの評価を症例数を増やして検討を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
物品調達の効率化により、少額の残が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品購入に充てる。
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Research Products
(3 results)