2015 Fiscal Year Research-status Report
MRI等方性ボクセルT2強調画像による高齢者へのエストロゲンの影響の解析
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25461846
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
小澤 栄人 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (90255109)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | MRI / 子宮 / 等方性ボクセル画像 / エストロゲン / 閉経 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在3D 等方性ボクセル T2 強調像 (Volume ISotropic Turbo spin echo Acquisition T2-weighted imaging: VISTA)の撮像を正常健常者36名について試行し、閉経の有無の確認およびエストロゲンデータを検査できた方についての28名のデータについて、閉経前の方10名、閉経後の方18名で分類しエストロゲンデータをあわせた評価として、2015年9月第43回日本磁気共鳴学会において”3D 等方性ボクセル T2 強調像 (VISTA) を用いた正常健常者の子宮の容積測定の評価検討”として報告した。さらに、35名の卵巣腫瘍(内訳は、エストロゲンの上昇を生じた19名(平均年齢65.6歳)、エストロゲン上昇を示さなかった16名(平均年齢64.1歳))および正常健常者(平均年齢:60.8歳)のデータをあわせた報告として、2016 年4月第75回日本医学放射線学会において、”Assessment of Uterine Volumes In Postmenopausal Healthy Volunteers and Postmenopausal Patients with Estrogen-producing Ovarian Tumors using a 3-dimensional Volume Isotropic Fast Spin-echo Sequence ”の発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今回の研究当初のIRB申請での撮像開始の遅れおよび申請期間内に当院のMRの急な機械の入れ替え工事などが重なりやや全体に遅れてしまい、英文の論文完成に至らなかった。しかし、今年期間延長を申請したため今後は、残り1年の延長期間内に、海外での発表および論文作成を進行させていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
現在1名での解析結果しか得られておらず、今年2名の最終的なカッパ値を出した解析が必要となる。また、研究データが予想と異なった場合については、子宮内膜のvolumeのみの解析のため、その他の追加の撮像シークエンスでの解析が必要となる可能性もあるため、子宮内膜の信号強度をおよび同時に撮像された拡散強調像を含めた検討を行う必要が生じるかもしれない。その場合には、拡散強調像のhigh b valueをあわせて解析を進行させていく計画を検討中である。
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Causes of Carryover |
計画の軽度の遅延が生じ必要な国際学会での報告および英語論文校正における支出を計上できなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
国際学会での発表での旅費および学会参加費、および論文の英語校正の支出により使用していきたい。また、論文作成時に必要になる可能性のあるデータ解析ソフトを計上予定でいる。
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Research Products
(2 results)