2016 Fiscal Year Annual Research Report
Estrogen effect analysis in three-dimensional isovoxel T2-weighted MR images for postmenopausal women
Project/Area Number |
25461846
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
小澤 栄人 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (90255109)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | MRI / 等方性ボクセル / エストロゲン / 高齢者 / 卵巣腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
エストロゲンの子宮や卵巣の骨盤内臓器に対する変化は超音波を利用し主に評価されている。しかし、より明瞭に正確な評価が可能であるMRIでの評価は、詳細には検討されておらず、特にMRIでのエストロゲンの値と閉経との関連を3TのMRIで詳細に検討されたものはなく、MRIで子宮の体積と関連させた報告もほとんど行われていなかった。エストロゲンと正常健常者については2015年の第43回日本磁気共鳴学会で、2016年4月の第76回日本医学放射線学会および2016年9月第44回日本磁気共鳴医学会においてはホルモン産生卵巣腫瘍についてVISTA画像での有用性について、さらに2016年の10月リスボンでの第16回ICGSにおいて正常健常者を含めたエストロゲン産生卵巣腫瘍の患者について総合的な報告を行った。 正常健常者についての今回の報告はprospective study で行われており、いままで行われていない報告である。3月末の段階で正常健常者についての論文および卵巣腫瘍の論文を2編作成し、現在最後の修正中であり論文として報告を行う予定である。今回の検討で等方性ボクセルの画像の臨床的な有用性が確認でき通常のT2強調画像と比較しても遜色のない信号強度を得ることができており、T2強調像の等方性ボクセル画像の臨床での使用の可能性が広がったと考えている。 また、今回のエストロゲンに対するMRでの子宮および卵巣のの変化については、2016年4月から毎週火曜日に行っていた研修医むけの勉強会においてT2強調像の等方性ボクセル画像での子宮卵巣の変化についておよびその有用性について教育的な内容で講演した。 今回最終年度において、拡散強調像の評価も行っているが、さらに我々の施設で報告したhistogramの応用により、子宮内膜や筋層を評価すればさらに正確な評価が可能ではないかと考えており今後の研究につなげていきたい。
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Research Products
(3 results)