2014 Fiscal Year Research-status Report
肝細胞癌に対するミリプラチン・リピオドール懸濁液動注後経皮的ラジオ波凝固療法
Project/Area Number |
25461876
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
山中 隆嗣 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80642074)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 康貴 鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00315409)
穴井 洋 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00322371)
山門 亨一郎 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (20263022)
高木 治行 三重大学, 医学部, 助教 (30378377) [Withdrawn]
中塚 豊真 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (70303740)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 肝細胞癌 / ミリプラチン / ラジオ波凝固療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
肝癌患者の予後は局所再発の有無と肝機能が強く関係しているため、強い抗腫瘍効果を持ちながら肝機能に与える影響が少ない治療法を確立することは非常に重要である。肝細胞がんに対するミリプラチン・リピオドール懸濁液肝動注後ラジオ波凝固療法の有効性のエビデンスを示すことができれば、肝癌治療に大きな前進といえ、多くの肝癌患者の予後延長に寄与すると考えられ、放射線専門医会RFAワーキンググループを中心に平成26年度は他施設共同前向き臨床試験の実施を行った。 32例の完全緩解例の登録を目標とし、平成25年7月より症例登録を開始し、平成26年8月に全症例の登録を終了した。その後は主要目的である患者別局所再発率、副次目的である有害事象の発現頻度と程度、手技成功率、病変別2年局所再発率、全生存期間(OS)、2年生存率、無再発生存期間を評価するための追跡調査を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
本研究の目的は、「肝細胞癌に対するミリプラチン・リピオドール懸濁液肝動注後ラジオ波凝固療法の有効性と安全性を確立すること」である。本年度は肝細胞癌症例を対象とした他施設臨床試験の実施を行い、平成26年度中の症例登録の完了を目標としていた。既に予定症例数の症例登録が終了した。よって、本研究は当初の計画以上に進展していると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
目標とした32例の完全緩解例の登録を平成26年8月に完了し、次年度は追跡調査を行う。追跡調査終了後に、主要目的である患者別局所再発率、副次目的である有害事象の発現頻度と程度、手技成功率、病変別2年局所再発率、全生存期間(OS)、2年生存率、無再発生存期間に対する解析・評価を行い、肝細胞癌に対するミリプラチン・リピオドール懸濁液肝動注後ラジオ波凝固療法の有効性と安全性を検証する。
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Causes of Carryover |
必要物品の価格や、CRC支援経費が当初の計画と少し異なったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度使用額が発生した。次年度使用額は、次年度に請求する研究費と合わせ、本臨床研究部ループの運営費(会議室使用料、資料作成料、講演料)、研究グループ会議および成果発表時の旅費、治験コーディネーターおよび統計専門家の支援経費に使用する予定である。
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