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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Establishment of next generation cell therapy for diabetes on the prevascularization procedures with Adipose-Derived Stem Cell

Research Project

Project/Area Number 25461940
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

稲垣 明子  東北大学, 医学系研究科, 助教 (20360224)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 後藤 昌史  東北大学, 医学系研究科, 教授 (50400453)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords移植・再生医学 / 膵島移植 / 血管新生
Outline of Annual Research Achievements

重症糖尿病に対する根治療法である膵島移植は、局所麻酔下で移植を実施可能な低侵襲な移植療法である。しかし現行の門脈から肝臓内に移植する方法では、膵島が移植直後に新鮮血に触れることで惹起される原子免疫反応によって移植後24時間以内に5-60%の膵島が破壊される。さらに出血や門脈塞栓等の合併症が一定の確率で起こることから、これらの問題を回避可能な新たな移植部位として皮下への膵島移植の実現が望まれている。皮下は移植が容易で低侵襲でであり、万が一移植後に不具合が生じた場合にも摘出が容易であることから理想的な移植部位であるが、その乏血管性のため膵島生着が不良であるという問題がある。そこで我々は移植予定箇所の皮下に脂肪由来前駆細胞(ADSC)を導入し、血管床を構築後に膵島を移植する二段階移植法を確立することを目的に研究を行った。平成28年度は、マウス腹腔内脂肪からADSCを調製し、ADSCをハイドロゲルデバイスに封入後、STZ誘発糖尿病B6マウスの皮下に10-12日間留置後、B6マウスの皮下に膵島を移植し、血糖と体重の推移を観察した。対照として、血管誘導効果が確認されているbFG徐放Fデバイスとデバイス導入しないコントロールを置いて糖尿病の治癒を比較した。その結果、ADSC導入群はコントロールより治癒効率は良好であったが、bFG群よりは治癒効率は低かった。ADSCはbFGFと比べて出血や浸出液貯留のリスクが低いという利点があるため、臨床応用を視野に入れた場合には非常に有用なツールであると考えられるため、今後はADSC調製方法のさらなる至適化や、移植前血管床構築に要する日数、ADSCの皮下への導入方法の再検証を行い、ADSCによる移植前血管床構築方法の確立を目指していきたいと考えている

  • Research Products

    (1 results)

All 2017

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 血管誘導効果を有するRGD基含有コラーゲン素材の導入による皮下膵島移植の生着促進の試み2017

    • Author(s)
      植松智海、稲垣明子、中村保宏、猪村武弘、大内憲明、里見進、後藤昌史
    • Organizer
      第44回日本膵・膵島移植研究会
    • Place of Presentation
      京都市・京都大学医学部芝蘭会館
    • Year and Date
      2017-03-10 – 2017-03-11

URL: 

Published: 2018-01-16  

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