2015 Fiscal Year Annual Research Report
microRNA-genepathwayを介した胃癌トラスツズマブ耐性機序の解明
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25462027
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
岩槻 政晃 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (50452777)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石本 崇胤 熊本大学, 国際先端医学研究機構, 准教授 (00594889)
渡邊 雅之 公益財団法人がん研究会, その他部局等, 食道担当部長 (80254639)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 胃癌 / Trastuzumab耐性 / CGH array / マイクロアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度にTrastuzumab耐性株を樹立し、Trastuzumab耐性に関わるmicroRNA-gene pathwayを同定した。新規microRNAを同定するために行ったmicroRNA microarrayの結果から、約30個のTrastuzumb耐性に関与するmicroRNAを同定した。同定されたmicroRNAの染色体上のlocusを確認したところ、ある特定の領域に偏在していた。そこで、耐性株と親株を用いて、CGH arrayを行い、ゲノムレベルでの変化を網羅的に解析した。その結果、ある特定の領域でゲノムのamplificationやlossがみられ、trastuzumabの二次耐性の獲得にはゲノムレベルでのダイナミックな変化が起きていることが明らかとなった。また、同時にcDNA microarrayを行い、ゲノムと連動して、その発現が増加している遺伝子、減少している遺伝子群を同定した。さらにpathway解析を行い、ECM receptor pathwayやMAPK pathwayが連動して変化していることが明らかとなり、二次耐性に関わるpathwayを包括的に解析することができた。
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Research Products
(3 results)