2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25462064
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
力山 敏樹 自治医科大学, 医学部, 教授 (80343060)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 浩一 自治医科大学, 医学部, 講師 (70332369)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 遺伝子修飾異常 / DNAメチル化異常 / 背景粘膜 / 癌易罹患性 |
Research Abstract |
「研究の目的」 本研究は、正常組織で観察される遺伝子修飾異常(DNAメチル化異常)の情報をもとに、癌のかかりやすさを予測しようとするものです。DNAメチル化異常は癌組織のみならず、非癌部組織でも認められるため、その情報を癌発症の予測や早期診断に利用します。具体的には、癌組織で異常メチル化のため遺伝子発現が低下している遺伝子を同定し、それらの遺伝子の異常メチル化の程度を背景粘膜でも検出します。背景粘膜の異常メチル化の程度と遺伝子発現の相関を解析し、異常メチル化の進行に伴い遺伝子の発現が低下していく過程を捉えられれば、それは発癌過程の段階的変化を表現していると考えられます。我々が独自に開発したDNAメチル化マイクロアレイ、発現アレイを用いる事により、網羅的に遺伝子異常、遺伝子修飾異常を捉えることが可能となり、分子生物学的な発癌プロファイルの作成が可能となります。それは発癌リスクのバイオマーカーとして有用性が期待されます。 「研究実施計画」 1、大腸癌癌部、非癌部のDNAメチル化異常を、我々が独自に開発したDNAメチル化マイクロアレイを用いて網羅的に検索し、癌部と非癌部で同じ変化を示す遺伝子断片を同定します。 2、発現アレイで遺伝子発現の程度を評価し、Pyro Markでメチル化シトシン定量し、アレイの結果の検証を行います。 本年度は、大腸癌とその前癌病変と考えられている管状腺腫を用いて、網羅的メチル化解析を行い、発がん過程に関与する127遺伝子を同定した。さらに癌組織では腫瘍内部、腫瘍先進部と腫瘍内数カ所を対象として、メチル化アレイ、発現アレイ解析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大腸癌の発がん過程に関与する127遺伝子を同定した。
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Strategy for Future Research Activity |
腫瘍内のheterogeneityも考慮し、研究を発展させる
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
消耗品価格の変動 消耗品購入への繰り越し
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Research Products
(4 results)