2013 Fiscal Year Research-status Report
骨髄幹細胞プロファイルの再構築と神経再生治療への応用
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25462226
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
本望 修 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90285007)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 幹細胞 |
Research Abstract |
骨髄間葉系幹細胞(Mesenchymal Stem Cell: MSC)は末梢循環中にも存在し、全身臓器のcell replacementに関わっている可能性が示唆されている。我々の予備実験の結果から、MSCプロファイル(量も質も)は加齢とともに変化するが、ある種の生理活性物質(βカロチンなど)は、MSCプロファイルを正常化させることが判明している。 本申請では、年齢別ラットにおけるMSCプロファイルを詳細に比較解析すると同時に、上記生理活性物質を年齢別ラットおよび疾患モデル動物に投与して、MSCプロファイルの改善および治療効果を詳細に解析する。最終的には、これらの結果に基づいて、脳神経の発達・加齢変化・損傷治癒について、幹細胞の恒常性という観点から総合的に考察し、難治性神経疾患に対する新たな治療法の開発を目指すことを主な目的としている。 本年度は、若年ラット(11週令)および老齢ラット(33週令)より、末梢血を採集し、Ficoll-Paque試薬によって単核球分画を抽出し、フローサイトメーターによって解析を行った。さらに、若年ラット(11週令)および老齢ラット(33週令)より、骨髄を採集し、Ficoll-Paque試薬によって単核球分画を抽出し、フローサイトメーターによって解析を行った。 以上のように、補助金は補助条件に従って、有効に使用されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本申請では、年齢別ラットにおけるMSCプロファイルを詳細に比較解析すると同時に、上記生理活性物質を年齢別ラットおよび疾患モデル動物に投与して、MSCプロファイルの改善および治療効果を詳細に解析する。最終的には、これらの結果に基づいて、脳神経の発達・加齢変化・損傷治癒について、幹細胞の恒常性という観点から総合的に考察し、難治性神経疾患に対する新たな治療法の開発を目指すことを主な目的としている。 今年度は、若年ラット(11週令)および老齢ラット(33週令)より、末梢血を採集し、Ficoll-Paque試薬によって単核球分画を抽出し、フローサイトメーターによって解析を行った。さらに、若年ラット(11週令)および老齢ラット(33週令)より、骨髄を採集し、Ficoll-Paque試薬によって単核球分画を抽出し、フローサイトメーターによって解析を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、若年ラット(11週令)および老齢ラット(33週令)より、骨髄を採集し、骨髄幹細胞の培養を行いフローサイトメーターによって解析を行う予定である。さらに、老齢ラット(33週令)に対して、生理活性物質を摂取させ、幹細胞プロファイルの変化をフローサイトメーターによって解析を行う。また、生理活性物質を摂取させた疾患モデル動物から末梢血、骨髄を採集、骨髄幹細胞を培養して、フローサイトメーターによって、幹細胞プロファイルの変化の解析を行う予定である。 以上のように、さまざまな条件下における幹細胞プロファイルの変化を種々の方法にて検証を推進する予定である。
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