2016 Fiscal Year Annual Research Report
Basic research of DDS therapy for malignant brain tumor
Project/Area Number |
25462274
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
黒田 順一郎 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (90536731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉津 純一 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20145296) [Withdrawn]
中村 英夫 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (30359963)
秀 拓一郎 熊本大学, 医学部附属病院, 診療講師 (40421820)
篠島 直樹 熊本大学, 医学部附属病院, 寄附講座教員 (50648269)
矢野 茂敏 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (60332871)
牧野 敬史 熊本大学, 医学部附属病院, 講師 (90381011)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | drug delivery / tissue factor / antibody |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に於いては悪性脳腫瘍に対するDDS製剤を用いた個別化治療に向けての基礎的検討を更に発展させた。対象は化学療法適応のhigh grade gliomaとした。前年度までに臨床検体での免疫染色の手法を用いた検討によってGrade3グリオーマで73%、グレード4グリオーマで75%とhigh grade gliomaにおいてtissue factor (TF)が高発現していることが明らかとなった。これらの臨床知見を元に国立がんセンター東病院 先端医療開発センターの高島、安永、松村らとともに独自に樹立した抗TFモノクローナル抗体を用いてin vivoでの検討を行った。ヌードマウスに膠芽株U87を同所移植し、この担がんマウスに核種を付加した抗TFモノクローナル抗体を尾静脈から注入してSPECTおよびpharmacho-dynamicおよびkineticの検討を行い、病変への抗体の集積を確認した。
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